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歴史・人物伝~信長編番外コラム:若き信長を演じた名俳優

歴史愛好家マイケルオズです。史実を追いながら「歴史・人物伝~信長編」を書いてきましたが、本日はちょっと趣向を変えて、信長を主人公にした映画「風雲児織田信長」をご紹介しましょう。

この映画は1959(昭和34)年に公開されました。萬屋錦之介さんが主役の織田信長を演じ、「大うつけ」と言われた青年時代から桶狭間の合戦で勝利するまでを描いています。

映画の冒頭は、昨日の「歴史・人物伝~信長編」で書かせていただいたとおり、父・信秀の葬儀で信長が抹香を位牌に投げつける場面です。悲しみと怒りが混じった複雑な表情を錦之介さんが見事に演じています。

私は20代の時に初めてこの映画を見ましたが、錦之介さんの迫真の演技に圧倒されっ放しでした。濃姫役の香川京子さんをはじめ、脇を固める人たちも名俳優ばかりで、東映時代劇の全盛期をうかがわせました。

とくに印象に残っている名ゼリフが「尾張の大うつけで終わるか、天下を取るかだ!」です。当時の信長が天下取りまで見据えていたかは別として、強烈なインパクトを与えてくれました。

錦之介「信長」の言う「天下取り」への関門の一つが、舅(しゅうと)の斎藤道三との対面です。次回は信長編に戻って、信長と道三の対面について書きたいと思います。

ブログ版に信長編①~⑤を一括掲載しました


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