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歴史・人物伝~番外コラム:「麒麟がくる」放送再開~今後の光秀がどう描かれるか?

歴史・人物伝~新選組編をお休みし、昨日に引き続き、大河ドラマ「麒麟がくる」について書きたいと思います。

8月30日の再開後の話は、桶狭間の合戦の4年後からスタートしました。光秀は越前に居住したままですが、後にキーマンとなる最後の将軍・足利義昭(覚慶)が初登場するなど、新しい動きも見られました。

義昭は、足利将軍家の正当な後継者として、織田信長の助力を得て京都への上洛を果たします。その義昭と信長を引き合わせる役目を担ったのが、光秀だと言われています。

ドラマでは、信長と光秀は旧知となっていますが、家臣の一員になるのはこの時からでした。会社に例えるなら、「信長が幹部候補生をスカウトした」ことになり、すぐに重臣として取り立てられました。

権威や権力に対する信長と光秀の考え方は、根本的に異なっていたと思っています。光秀は、将軍家を中心とした秩序ある世の中を理想としますが、信長は自らが権力の中心になることを目指すのです。

信長の天下統一の過程にあって、光秀は理想とのギャップをどう埋めていくのか、あるいは埋まらないままなのか。池端俊策さんの脚本で、どんなふうに描かれていくのか楽しみにしています。


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