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(ジャニーズ問題)お茶の間ファンとして思うこと

連日のジャニー氏の性加害問題について、ファンクラブには入っていない一お茶の間ファンとして考えることを述べていきたい。

私は、ファンクラブこそ入っていないけれど、SMAPやKinKi Kids、KAT-TUNが好きで、CDやライブDVDを持っている。スマスマの最終回の録画は未だ消せずにいる。

ガチにファンクラブに入っていなくて、コンサートも行っていないけれど「なんとなく好き」と言うファンは世の中では多いと思う。

それは、得手してテレビの影響だなあと断言できる。
歌番組には留まらず、バラエティや報道番組、CMなどあらゆる方法でテレビに出演し続けることが出来たからここまで「なんとなく好き」が国民に広まったのだと思う。そしてそこから本当にハマってファンクラブに加入する人も大勢居るんだと思う。

そのテレビがジャニーズに多大な利益を得ていたから、その見返りに番組に出演できたり、ライバルアイドルを出演させないようにしたり、スキャンダルな報道を控えたりという忖度が生まれてしまった。

あまりネットやテレビでも言われないが雑誌の影響も大きいと思う。
昔からジャニーズの肖像権はうるさくてニュースやテレビでも不自然な似顔絵、大きなゴシップで埋められることが多かった。
でも、テレビ週刊誌や女性誌、明星(今はあるのかな)にはアイドルたちのグラビアがたくさん掲載されていた。これを目当てに購読していたファンも多いのだろう。しかも年末のカレンダーも出版社にとっては大きな収入源だったと聞く。それで週刊誌はスキャンダルを報道したくても、利益を優先して報道できなかったと証言している人もいた。

今回のBBCの報道をきっかけに、ジャニーズ事務所の根幹が揺らいでいる。スポンサーも次々と離れていってしまっている。
昨日被害者への補償や再発防止策などの方針を打ち出したが、印象としては被害者よりもスポンサーや所属タレントに配慮していると思ってしまう。
スポンサーとしてはきっと被害者をどう救っていくのか誠意ある対応を見たかったのに、なんだかまだはっきりさせておらず軽い感じだ。
これまで、テレビや雑誌の忖度で大きくなれたのに、いざ大きな危機に直面するとビジネスとしての力のなさが浮き彫りになるんだなと思う。
この前のビッグモーターの事件のときもそうだった。
やはりうまくいっている時こそ、ピンチになったときにどのように対処するのか頭の片隅にでも置いておかないとあっという間に転落してしまうのだと感じる。

今後の対応をどうするのか?
私としては、やはり会社名を変更するのが一番インパクトがあって対外的にはジャニー氏からの決別がわかりやすいと思う。
さらに、今すぐとは言わないが一度テレビや雑誌から全て手を引くのもインパクトがあると思う。もちろんガチファンから見ればいきなりメディアから消えてしまい発狂しそうになるとは思う。
そこで、専用チャンネルや専用劇場を作り全部自社で経営してみるのはどうか?
ロールモデルは、宝塚や吉本興業でいるし参考にしやすいとは思う。
このままでは、世界的はスポンサーは人権問題から離れてしまうだろうけど
ファンはきっとついていってくれるだろう。
スポンサーも国内がメインターゲットの会社であれば見つかるかもしれない。だってファンクラブの市場は未だに国内の一割あると言うしかなり大きい。

ジャニー氏は死後もなおジュリー氏やタレントたちにとっては教祖みたいなものだから簡単には決別できないのかもしれない。
でも、これまで通りの経営方針では間違いなく沈んでいくだろう。
今は目に映る全ての人たちが敵に映るのかもしれないが、応援してくれる人たちもいるし、勇気を持って決断して欲しい。

最後に、最近読んだサイコロジーオブマネーから引用した文を持って締め括りたい。

金に物を言わせて高級品を買っても、本人が思っているほど他人からの尊敬や称賛は得られない。馬力の大きなスポーツカーを買うより、謙虚や優しさ、共感があるほうが多くの尊敬を集められるはずだ。

サイコロジー・オブ・マネー  モーガン・ハウセル著

もちろん被害者の方への賠償も大切だと思うが、やはり誠意を持って対応するかどうかでこれからのジャニーズ事務所の未来が決まると思う。

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