眺めのいい場所 #2 『謎の巨石が鎮座する生石神社』
兵庫県の高砂市にとても不思議な巨石がある神社があるということを知って、行ってみることにした。
名前は生石神社というらしい。
読み方は、「いくいし」神社ではなく「おうしこ」神社と読むのだという。
なかなか、インパクトのある読み方だ。
加古川駅の隣の宝殿駅を降りて、斜めにまっすぐの道を歩いて突き当たりの山のあたりに神社がある。
山に突き当たって、神社に登るための石段を見たとき、やはりこれは普通ではない、と思い知らされた。
石段があまりにも急なのだ。この急さが半端ではない。
もはや、崖と言ってもいいくらいだ。
最近は、いろんなところに、「足元に注意してください」といった配慮のある看板を見かけるけれど、この場所にそんなものはない。
確かに、こんなに明確に危ないとわかると、逆にそんな注意書きはいらない。
久しぶりに、身の危険を感じるような場所を歩いた気がする。
石段を登り切ると、真正面に例の巨石が鎮座している。
想像していたよりもすごい。
よく見ると形が複雑で、奥に突起のあるような形だ。
何かに似ているなぁ、と思ったのだけれど、「ブラウン管テレビ」に似ているのだそうだ。
そう言われると、確かにブラウン管テレビにしか見えなくなってくる。
この巨石がいったいなんのために、どうしてできたのかは謎なのだそうだ。
巨石もさることながら、神社の横道から行ける、山上公園と呼ばれる展望広場からの景色がとてもよかった。
加古川や高砂のあたりの街並みが一望できる。
すごい石段、すごい巨石、そして美しい眺望。
面白くて素敵な場所だった。
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