見出し画像

【乗り物レビュー】 阪急電車の有料特急PRIVACEに乗ろう!

7月21日にサービスがスタートした阪急電車の指定席車両「PRIVACE」に乗ってみた。
「PRIVACE」は特急電車のうちの1両が指定席になっており、予約をしておくことで、確実に座ることができる、というサービスだ。
阪急京都線の梅田駅から京都の河原町駅の間で利用することができる。
料金は500円。webから予約したが、とてもわかりやすいシステムだった。
大阪〜京都間では、阪急の他にすでに、JRの新快速Aシートのほか、京阪電車のプレミアムシートがある。
阪急もいよいよ有料指定席車両に参入というわけだ。

PRIVACE の案内板

梅田駅には、普段と違う案内板やモニターが増えていた。
こういうのを見るとなんだかワクワクします。

満席を示すモニター。

座席の予約状況を示すモニター。この形状は京阪のプレミアムカーと似ている。初日はやはり満席の表示が続く。

梅田駅に入線するPRIVACE

そしてPRIVACEをつないだ特急電車が入線。多くの乗客が新しい車両に胸を躍らせていた。


落ち着いたデザインのロゴ

未来感溢れるデザインではなく、レトロモダンなデザイン。しっかりと阪急らしさを踏襲している。


阪急らしさ全開のデザイン

そして車内へ。やはり従来の阪急のデザインがいたるところに踏襲されている。木目の壁紙、緑色のシート。見慣れた阪急の色。阪急らしさが詰まっていて嬉しい。


座席の横

各座席にはコンセントが装備されている。
新幹線のグリーン車のような快適な空間。


読書灯付き

コンセントの上にボタンがあったので押してみたら読書灯だった。
読書灯まであるのだ。

PRIVACEに関して感じたことは、とてもゆったりして高級感がある、ということ。
従来の阪急電車の重厚なデザインを踏襲して、落ち着いた内装に仕上がっている。
阪急デザインを感じながら移動するという、ちょっとしたミュージアムのような感じだ。
それに、普段乗っていた路線に高級列車が走るというのもとても感慨深かった。
いつもみていた景色もどこか違って見えるのだ。

僕は日常が旅のようになれば素敵だな、といつも思うのだけれど、こういうサービスは僕の理想にとても近い。
京都に移動するまでの間に、気分転換できる。あるいは、仕事をしてもよし、noteを書いてもよし。

阪急電車が有料指定席車両を走らせたことで、大阪ー京都間はJR・京阪・阪急の3社が競合することとなった。有料指定席車両も選べる時代となったわけだ。

新幹線やリニアのようなものも必要だけれど、
近距離区間を高頻度で運行されていて、比較的安くゆったり過ごせる指定席列車が増えるのもいいなと思う。
ちょっとした時間で、少しお金を出して、旅行感覚を感じられるというのはとてもいい。

日常を旅のように。それがだんだん近くなってきた気がする。
そして、PRIVACEは、他の鉄道会社にはない、阪急らしいデザインを感じることができる。
これがPRIVACEのすごいところだと思った。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?