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信仰する対象の有無と彼との関係

どうも、長時間外にいると寒冷蕁麻疹で太ももが堪らなく痒くなるので
早く夏がきて欲しい系女子の私です🙋‍♀️
東北で就業中に寒冷蕁麻疹持ちなことが発覚するとかもう地獄←笑

私と彼の関係は、前進も後退もなく2年間以上現状維持だ。
そのことについての悩みやジレンマはもう幾度となくnoteで吐き出してきた。
毎晩してた電話も今や数ヶ月に一度の頻度になり
彼を失うことで得る自由とダメージを天秤にかけてしまうくらいには
情熱が何なのか分からなくり、この何にもない2年間は正解なのか
いっそのことなかった事にしてしまう方がいいのじゃないかとすら考えた。


ロシアとウクライナの現状はテレビやSNSで多く取り上げられている。
現実を知るのは大切だけど暗いニュースに感情が引っ張られやすい事を
自覚しているので、過剰な量の情報を摂取しないように気をつけていても
目に、耳に、脳に入ってきてしまう。
私はいつも通りの生活をしているけれど、
同じように数日前まで平和だった世界のどこかでたった今、戦争が始まっている。
自分が感じている全ての感情が綺麗事だけの嘘っぱちなように感じる。

コントロールを失いつつある頭で彼に送りつけた脈絡もへったくれもないLINE。
「ロシアとウクライナのニュース知ってる?」
「怖いニュースばかりでナーバスな気持ちになる」
「私が何を感じようとどうしようもない事だけど」
最後の1行を打ってる途中に彼からの着信。
ぐるぐる渦巻くどうしようもない感情を吐き出したかっただけなので
とりあえず他愛もない会話をする私に
「ロシアとウクライナのニュース知ってるよ。」と切り出したのは彼だった。

「戦う兵士にも家族がいるから、悲しいね。
でも、私もあなたも本当のことは知らないでしょ?ニュースだけしか知らない。
それもフェイクかも知れないし、どうなるかも分からない。
だからフィーリングだけ。それだけしかないよ。」
片言の日本語で話すものだからこちらの読み取り能力が試されるが
「負の感情に引っ張られすぎだ」と釘を刺された気がした。

ムスリムな彼との会話にはことあるごとに『神様』というワードが出てくる。
いつ会えるか分からない遠距離恋愛を嘆いた時も
これからの不安をぶつけた時も
ただただどうしようもない不満をぶちまけた時も
『神様は知ってる』『神様は見てる』という具合だ。
ムスリムでもなければ、一応仏教徒ではあるものの
信仰心があるとは言えない私からしてみれば
そんなに都合よく神様が助けてくれる訳がないと思ってしまうのだが
彼は頑張れば乗り越えられると思っている。
だからいつもこの手の話題には「うーん、そうかなー」と濁してしまう。
誰だって自分の信じるものを否定されるのは気分が悪いだろう。
それに彼は神様に助けを乞うつもりはなくて
今日も1日を無事に過ごせたことに感謝を伝えるべきと考えているようなのだ。

宗教について無知な私にでもハッキリと分かる違いが私と彼の間にはある。
もちろん彼は私がほぼ無宗教なことも知っているので
「神様を信じていない訳じゃないけど、そんなに身近じゃない」
「神様がいるならこんな酷いこと起きる?!」という
私の支離滅裂な言い分を受け止めている。

例えそれが神であれ、愛であれ、信じるものがあるのは強いと思う。
心が折れそうな時、投げ出してしまいたい時に奮い立たせてくれるし
人生のブレない指針になってくれるだろう。
でも、だからといって、すぐに何かを強く信仰できるものじゃないので
とりあえずは私の気持ちの沈みを察してすぐに電話してくれる彼と
2年間紆余曲折しながらも別れを切り出さなかった自分の気持ちを
信じることから始めてみようかな。


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