みかんの摘み子って何するの?
どうも、至る所にみかんが転がってる家に住んる系女子の私です🙋♀️
一回踏みつけてリビング中がみかんのかほりに包まれた(笑)
11月初旬から12月中旬にかけて全国から大量募集される
みかん農家のお仕事。
農作業って言われるとなんとなく想像は出来るけど
具体的にどんなことをしているのかは
あんまり知られてないんじゃないでしょうか?
(というか、私が全く知らなかった)
なので、今回は私が現在進行形で就業してる
『みかんの摘み子』のリアル作業内容をお伝えします🍊
『みかんの摘み子』
その名の通りひたすらみかんを収穫しまくるポジションです!
しかし!ただ、みかんを取るだけと侮ることなかれ😭
同じ木になっているみかんでも
色も形も本当にそれぞれ、まさに十みかん十色(笑)
生い茂るみかんの葉をかき分けて
『取りどき』のみかんを選んでハサミで切ります✂️
『取りどき』のみかんとは、基本的に濃いオレンジ色のものを指します🍊
こちら側から見えてる(みかんの)オシリが綺麗な色をしてても
いざ取ってみるとアタマの方が緑で凹むのは日常茶飯事😭
緑のみかんは甘くないので出来るだけいい色になるまで
木で育ててあげるのが鉄則!
意外と難しい色の選別は収穫歴何十年のお母さんでも
「あー、(色が)薄かったー」と絶叫するほど。
いい色だと思ってノリノリで取り続けていても、コンテナに入れてみると
薄づきだったってことは結構あるのです…
繊細なみかんは、皮の表面が傷つくとそこから腐り始めます😱
そのため、ハサミを使って収穫する時も傷つけないように細心の注意を払って
まずはヘタから少し離れたところチョキン✂️
次に皮や身を削らないギリギリをチョキン✂️
慎重に2回に分けて切ります。
このギリギリを攻めないと次は突出(切り損ねた)した枝に
周りのみかんが傷つけられ結果、腐り始めます😭
そして、『腐ったみかんが1つでもあると、箱の中のみかんは腐ってしまう』
そんなことを避けるためにも、みかん収穫の仕事は丁寧&スピードが勝負!
木の高いところになっているみかんは脚立や木登り技術を駆使して
1つ残らずキチンと取り切ります!
背伸びして枝にしがみつきながら収穫したのに
色が悪かったり鳥に突かれて腐ってた時の虚無感は言葉に出来ない(笑)
切り取ったみかんは肩から下げてる袋に入れて
その袋が満タンになったらコンテナに移します!
(正直、満タンになるまでみかんを取り続けるとなかなかの
重さになるので、限界を感じる前に早めに入れてます。笑)
満タンになったコンテナは大体20キロ前後になるそうです。
(こういったコンテナを運ぶ力仕事は男性がしてくれます🙏)
みかん山は平坦ではなく傾斜になっているので、足場がいいとは言えません😭
力自慢の男性でも20キロのコンテナを担いで何度も
広大な畑とトラックを往復するのは気が滅入ります。
が、心配することなかれ!
みかん山には至る所に『モノラック』と呼ばれる
荷物を運ぶためのモノレール(的なもの)が走ってるので
それを使って荷物を上げ下げしています!
午後4時に畑での作業が終わるとその日収穫したみかんたちと共に
倉庫へ帰ってきます!
摘み子の仕事はここまでなので、シェアハウスに帰った後は
お散歩や買い物に行くもよし、家でダラダラするもよしなのですが
農家さんはその後、選果(みかんの色形や傷の有無の確認、選分け)の仕事が
待っています😲(アルバイトの子がする農家さんもある)
農家さん曰く、この選果が最強のラスボスらしい(笑)
美味しいみかんはこうして一手間もふた手間もかけ
市場へと出荷されていくのです🚚
元々大好きだったみかんですが、実際に自分は収穫する立場になって
ますます愛おしくなりました🍊
いい色に育てよ、みかん達💋笑