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よく分からないけど好きなもの

よく分からないけどなぜか好きみたいなものを見つけた時って色んなことを考える前にもう動いてたりするし、別に失敗してもいいやみたいな気持ちだったりする。 そういうわくわくすることをしたいし、そういうものとか場所を作る人になりたい。

    • 自分に飽きるわけにはいかない

      去年の秋に育て始めたミモザの植え替えをしようと思い、植え替えの時期にちょうど良い頃になったのですることにした。 ホームセンターが意外と近くにあることを少し前に発見したので、そのホームセンターに大きな植木鉢と土を買いに行くことにする。 冬に、ミモザの背丈が伸びてきて倒れそうになっていたから支柱を買いに行った。ホームセンターに生まれてから今まで一度も行ったことがなく、その時が初めてのホームセンターだった。 だだっ広さに安心する。 ゴールデンウィーク、 ガーデニングにいかにも

      • 足踏み

        分からないことは分からないし 誰かの悩んでいることは私は知らない それなら分からないのならば、分からないままで、 ぶつかって壊れて、また新しく始められたらいいのに 生活が続いていくのに飽きたらまた新しく始める?それは怠慢? 言葉は綺麗なほうがいい、って思っているけれど、 つるつるした言葉は耳にも届かない どの不安になら耐えれる? どの不安に耐えるのなら耐えれる? また真面目になってしまった、また言葉が出てこなかった どこからなら明るくなれる? 夜を引き延ばしていると

        • 間違えるほどのまぶしさはどこにもいかない

          雨上がりの夕方は一番輝いていて 誰もいなかった朝のようだった 忘れていたのは自分で、思い出したのは冷たさの空気だった 踏み切りを渡るのを避ける と夜は近く、いつまでも夕日があるような気がした きっとまた忘れるただひとりであること 夕日から逃げない心地よさが 季節と共にあること

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          帰り道の延長

          自暴自棄と同じ速さで歩く、と考えている頃には気分は凪の状態になっていた。 帰りにカラオケに寄って一人で歌って、疲れが取れていた。大きな声を出すというのが、単純にストレス発散になっていたのだろうと思う。 声の出る音域が狭すぎるのと声が通らないけど歌うのは楽しい。人前で歌ったことはないけど自分的十八番はプリプリのM。小学生の頃に母から伝授されたので歌える。 中学生くらいのときも、休みの日に友だちとカラオケに行って、じゃあ2時間後に、と、二人別々に分かれてひとカラをする、とい

          帰り道の延長

          反省、反省、みたいな気持ちを一旦置いておく

          自分を責める気持ちとか他人を責める気持ちがそれぞれ強いなこの人は、と思うことがあったりした。どっちも強い、ということもあるんだな。 今の職場に何年か前に働いていた人が久しぶりに来ていて、私は初めましての挨拶をする。 この人がいたらいいのに、と思うくらい陽気そうな、他の人には影響されないような独自の空気感を持っている人だった。一緒に仕事をしていたらどんな感じかは知らないけれど、 あ〜こんなにコミュニケーション力があればなあと思った。 休憩中に落ち込み泣きそうになる。 仕事で

          反省、反省、みたいな気持ちを一旦置いておく

          三月、八朔、甘夏

          沈丁花の匂いを嗅ぐと、新学期でクラス替えをしたばかりの時期に、どうしよう友達できるかな、と気が滅入っていた記憶をすぐに思い出した。少し残酷な気持ちになる。 もうクラス替えはないし、友達がいてもいなくても減っても増えても誰も気にしない。 ただ、学生時代に、自分の気持ちを話したり腹を割って話すという時間が少なかったのか、自分が避けてきたのか、それの皺寄せで、自分の意見や考えを声にすることが全然できないままここまで来てしまった。 ふと我に帰ると泣きそうになる気分だったから、で

          三月、八朔、甘夏

          空しくない

          風が強く、家を出ると街が聞いたことないような音を立てている。 風が何かにぶつかったり何かが揺らされていたりしていた。知らないゴミ箱が飛んで行ったり屋根からごうごうと音がしたりしていた。 なぜかもう3月だと思って、1ヶ月も勘違いして日付を書き間違える。 まだ2024年というのも自分に馴染んでいないのに。 2024は、キリがいい数字みたいに感じる。 中学のときの友達で10月24日が誕生日の子がいて、1024はなんだかキリがいいと思っていたら2の10乗だということを思い付く。

          空しくない

          揺れる光

          駅の中に川が流れているかのようだった。 使わなくなった線路なのだろうか、新しい駅舎とホームの先に線路が少しだけ続いているのがフェンス越しに見える。 夜、横を通ったときに視界の端で水面が光るのを見たような気がして、あるはずのない川を思った。 雨が降ったあと、水はけが良くないようで水が溜まっているようだった。地上2階か3階くらいの高さに線路はある。どういう構造なのかは知らないし、なぜ雨が溜まっているのかもよく知らない。 ただの水たまりで、使われることのない線路で、でも撤去

          揺れる光

          行き止まりの先の路地裏、水たまりの花びら

          久々に電車を乗り過ごした。 ほとんど電車を乗り過ごすことはないけれど、この前行ったライブで聞いて好きになった曲をヘッドホンで聞きながら本を読んでいたら集中していたらしく、気づいたら降りるべき駅を過ぎていた。 次の駅に着くまでのどうすることもできない時間は、どこかすごく遠いところまで来てしまったような気分にさせる。 前に電車に乗り過ごしたときを思い出していた。 当時バイトをしていたパン屋さんからの帰り道で、ホームで電車を待ってる時から涙が止まらず、電車の中でも泣いていた。気

          行き止まりの先の路地裏、水たまりの花びら

          20歳の頃の私のことも一緒に祝福する

          私は成人式に行かなかった、 ということをたまに思い出す。 成人式が行われる一年以上前から、成人式のことを想像すると憂鬱で行きたくなかった。 留学に行きたいと思っていて時期もちょうど被りそうだったので、行かなくて済むし行かなくても変じゃない、と思って安堵していた。 結局、自分の代の成人式の時期はまだ情勢が混乱していて、成人式を開催したところもあったし中止や延期になったところもあったと思う。 自分の地元の式がどうなったのか、あまりよく覚えていない。 ただ、その頃インスタを見

          20歳の頃の私のことも一緒に祝福する

          年末に、おいしい餅をたくさん買ったので食べ進めている。大きく平たく伸ばした形状の餅で、のし餅というらしい。つきたての餅は手でちぎれるくらいの柔らかさでとても美味しい。 1月1日、昼過ぎに起きて餅を食べて、また寝ていて、なんとなく、もんじゃが食べたくなって材料を買いに行くことにする。 シーツとタオルケットの乾燥をしたかったのでコインランドリーに先に行くことにする。 神社の方面だったので待ち時間で初詣に行けるのでは、と思いつき行くことにする。 去年か一昨年に行った時は年明けか

          燦々とした気持ち

          カネコアヤノのアルバムに、それぞれ弾き語りバージョンのものがあって、 弾き語りのほうの音源は今まで、引力が強すぎるような感じがして、自分が感情的になりすぎてしまう気がして、あまり聞けずにいた。 でも、最近ふと聞いてみると、冬の寒さにちょうど合っているような感じがあったのか、安心した気持ちのまま聞くことができた。 --- 2020年の5月くらいか、少し前くらいにカネコアヤノの音楽を聞き始めたと思う。 20歳の誕生日を迎えたとき、先が見えない不安感と、内向きに内向きに絶望

          燦々とした気持ち

          ミモザ、切り取られた欠片を貼り合わせること

          ミモザの苗を買った。 通り道にある花屋さんでミモザの苗が置いてあるのを見て、ほしい、と思った。自分でミモザを育てられたらすごくいい感じなのではないかと思った。でも、前にハーブを育ててベランダに放りっぱなしで枯らしてしまったことや、サボテンを枯らしてしまったことが頭によぎり、枯らさずにいられるんだろうか、と自信がなく、花屋さんの前を通り過ぎた。 それから2、3週間くらい、その花屋さんの前を通るたびに、まだミモザは売っているかをつい確認していた。 ミモザの育て方を調べたりも

          ミモザ、切り取られた欠片を貼り合わせること

          晩秋、ぐるぐる、風

          Twitterに思わず、落ち込んでいるということを書くことはよくあるけれど、 この前は、なんかこれはどうにかせんといかんわ、と思って、落ち込んでいるときにどうしてるか、ということを聞いてみた。 そうすると数人からそれぞれ何個かおすすめしてもらって、ありがたかった。 そのうちの一人の友人に次の日偶然会えて(もしくは少し気を使って訪ねて来てくれたのかもしれない)、少しだけど話せて、なんだかとても安心したというか、助かった。 ありがたいな〜と思った。 考え込む時はぐるぐる考えて

          晩秋、ぐるぐる、風

          壁に貼り付く

          自分は頑固で意地っ張りだと思う。 ノリが悪いと思う。 人が集まって盛り上がっているところを見て、ふつうに楽しく盛り上がれるのすごいな、みたいな気持ちになる。 それで小さい頃のことを思い返すと、小さい時から変わってないかもしれないな、と思った。 なんか上手く流れに馴染めないな、という感じになった時のことを思い出してみる。何かに反抗した日を思い出してみる。 --- 保育園の年中くらいのとき、室内で輪っかが連なったトンネルみたいな遊具があって、それで遊びましょう、みたいな日が

          壁に貼り付く