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【旅・温泉】竜頭の滝から奥日光湯元まで滝巡りハイキング

日光といえば世界遺産の社寺を楽しむ、いろは坂の紅葉が人気の観光スポットですが、中禅寺湖の先、龍頭の滝から自然いっぱいの湿原、戦場ヶ原を抜けつつ、滝巡りハイキングをしながら奥日光湯元温泉へことができます。

竜頭の滝から湯元温泉にある温泉寺までは全長9.4km、迷いながら休みながら歩いて4時間かかりましたが、戦場ヶ原の木道の自然路はとても気持ちが良く楽しいハイキングでした。

今回は秋の奥日光、滝巡りハイキングをご紹介します。

竜頭の滝から湯元 温泉寺までのハイキング

竜頭の滝までの行き方

竜頭の滝までは東武バスで日光駅から約1時間(片道1,600円)、湯元まで約1時間20分(1,900円)です。途中、華厳の滝など観光スポットがありますので、途中下車するのであれば東武バスのフリーパス3,500円を購入するとお得で便利です。

湯元温泉フリーパス
湯元温泉フリーパス路線図

フリーパスの詳細はこちらからどうぞ

 バスは30分から1時間に1本出ていますので、発着時間はこちらをどうぞ

https://www.tobu-bus.com/pc/area/pdf/nikko_timetablenatu.pdf?202203

竜頭の滝から奥日光湯元温泉までのハイキング地図はこちらをどうぞ

龍頭の滝からのハイキングマップ

竜頭の滝

竜頭の滝バス停について少し戻ると竜頭の滝の入口がすぐに見つかります。

竜頭の滝バス停
滝入口

入口を入ると左手に茶屋に到着。

竜頭之茶屋

中に入ると目の前には竜頭の滝。とっても綺麗です。

虹がかかった竜頭の滝はとてもキラキラして綺麗です

竜頭の滝は男体山の噴火によってできた溶岩の上を210メートルにわたって流れ落ち、幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる渓流瀑です。
滝つぼ近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ていることからこの名がついたといわれています。(左右の滝の流れが竜のヒゲ)
そう言われて見ると確かに竜の顔に見えてきます。

滝見ながら茶屋でみたらし団子休憩して戦場ヶ原に向けて出発です。

茶屋のみたらし団子

竜頭の滝の右側の階段を滝上方面へ上がっていくと、滝の上から竜頭の滝を見ることができます。

滝上までの階段
滝の中腹、凄い勢い
滝上から中禅寺湖まで見渡せます

滝上まで来ると橋が架かっています。橋の奥側が高山行き、手前が湯元行きのハイキングコースとなります。
看板を確認して中へ入っていきましょう。

滝上の橋
湯元歩道入口
ハイキングっぽい道になりました

少し進むと、扉があります。この扉は鹿や猿などを防ぐためのものです。
熊もいるようなので熊除けの鈴を付けているハイカーに出会いました。
今度はちゃん鈴と持ってこないと!と思うのでした。

動物の侵入を防ぐ扉

そのまま進むと戦場ヶ原自然研究路入口「日光てくてく歩道」に入っていきます。

てくてく歩道
湯川が流れてます
川にかかる橋

途中、赤沼との分岐にさしかかります。赤沼には茶屋がありますので、休憩、トイレに行きたい場合は赤沼茶屋を利用しましょう。

赤沼との分岐、赤沼まで200m

今回は赤沼には行かず、戦場ヶ原方面に向かっていきます。

綺麗な川が続きます

戦場ヶ原とは?

男体山と湿原
湿原がどこまでも続く

中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来といわれる戦場ヶ原。かつて湖であったものが湿原化したもので、400ヘクタールの広大な面積を誇ります。
湿原には350種類にも及ぶ植物が自生しており、野鳥の種類が多いことでも有名で、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地」と認められてラムサール条約に登録されています。

戦場ヶ原はとても広く夏には花々を見ることができ、9月は紅葉が美しいそうです。

戦場ヶ原の詳細はこちらをどうぞ

戦場ヶ原の整備された木道を進んで行くと、湿原や山々の景色が素晴らしいですので、途中で座ってランチや休憩をすることができます。
ゆっくり散歩すると2時間程のコースです。

戦場ヶ原の木道

さらに進むと泉門池(いずみやどいけ)という水がとても美しい池につきます。

水が綺麗!

池の周りにはテーブルもあり、ランチを楽しんでいる人が数組いました。

泉門池を超えて先に進み、右手に行くと小滝につきます。小さな滝ですが、なんとも風情のある滝です。

小滝に向かう橋
小滝

小滝から少し行くと湯滝に到着します。

湯滝

湯滝には茶屋があります。茶屋の目の前の湯滝は、高さ70メートル、長さ110メートルの滝で、湯川をせき止めて湯ノ湖をつくった三岳溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちます。
滝壺目の前に観爆台があり、迫力ある姿を眺めることができます。

茶屋ではアユの塩焼きやきのこ汁、おにぎりや甘味を楽しめますので、湯滝を楽しみながら休憩してみてはどうでしょうか?

釣りたて鮎の塩焼き
肉巻きおにぎりとキノコ汁

竜頭の滝から湯滝まで6.8km、2時間半程かかりました。
ここから湯ノ湖を目指します。湯ノ湖へは湯滝沿いに階段を上っていきますが、結構傾斜きついので頑張りましょう。

湯滝の横を登ります
なかなか傾斜あります
激しく流れ落ちる滝を眺めつつ登ります

滝の上はこんな感じです。

うわ!絶景!湯滝の上

ほどなく湯ノ湖と~ちゃ~く!こちらも絶景です。

湯の湖

湯ノ湖とは?

三岳の噴火で湯川がせき止められてできた湖で、周囲は約3km、三方を山で囲まれており、静かで、どことなく神秘的な雰囲気が漂います。
湖岸には散策路があり1時間ほどで1周できます。

湯の湖

湖畔を右周りに湯元ビジターセンター方面にある温泉寺を目指します。

ビジターセンター方面へ

途中、釣りをしている人を眺めながら湖の端まで来ると、硫黄の臭いがします。ん?と湖を見ると白く濁っており、ぶくぶくして、湯気が出ています。
なんと温泉が湧き出ているではないですか!盛り上がる!

ん、白い湯気が
温泉♨️湧いてる!

温泉寺まであと少し、歩き続けます。湯滝から2.8km、約1時間で温泉寺に到着です!

温泉寺とは?

「日光山温泉寺」(にっこうざんおんせんじ)は、世界遺産「日光山輪王寺」(にっこうざんりんのうじ)の別院です。その歴史は大変古く、日光を開山された「勝道上人」(しょうどうしょうにん)が、延暦7年(788年)にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来様をお祀りしたのが始まりです。

温泉寺入口

詳細はこちらをどうぞ

温泉寺は寺にある温泉には、500円で入ることができます。お寺で温泉。
なんかワクワクです。

温泉寺

温泉ソムリエの温泉チェック
源泉かけ流しでとても強い成分を含んでいます。泉質は、含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉。色はエメラルドグリーンで加水すると乳白色となります。

エメラルドグリーンから乳白色へ変わる温泉

源泉は70度程ありますので加水しないと入れません。

入浴前に温泉の方から、「少しぬるくなってるから入りやすいと思いますけど~」と、言われましたが実際にはあっつ~い!加水して入りました。お湯に慣れて肩まで入ってみるととってもいいお湯💛
なめらかで柔らかいお湯です。加水してぬるくしたので、ゆっくり入ることができました。

1時間近く入ってると温泉の方にのぼせるからそろそろ上がっては?と声をかけて頂きました。

休憩所で休むこともできますので、少し冷ましましょう。

休憩所

源泉

温泉寺の近くの木道を渡るとなんとそこには源泉が!源泉初めてみました。硫黄の香りが強く、長くいるのはちょっと危険な感じですが、壮観です。

寺の裏に橋
源泉
湯煙がもくもく
すっごい量が湧き出してます

足元の地表から湧き出る温泉。触ってみたら熱い!

地面から湧き出す源泉

源泉の横に日帰り露天温泉「源泉 ゆの香」を発見!すごく気になります。
次回はここの温泉入りに来ようと思うのでした。

源泉湯の香

「ゆの香」についてはこちらからどうぞ。

足湯「あんよの湯」がバス停近くにありました。

あんよの湯
足湯

帰りは元湯バスターミナルから日光へ1時間20分程かけて帰るのでした。

バスターミナルには待合室ありました

宿泊

翌日、東照宮にお参りしたかったので宿は日光駅近くにある、道の駅というコンセプトのフェアフィールドマリオットに宿泊しました。

フェアフィールドマリオット
テラスで朝ごはん
朝の景色も絶景

こちらのホテルは日光駅から2kmに位置します。タクシーで5分程。
歩くと30分程です。

お部屋はシンプルでシャワーのみですが、近くに温泉があります。

日帰り温泉 ほの香

温泉入り足りない方は温泉へどうぞ。近くの日帰り温泉 「ほの香」600円

まとめ

ハイキングはのんびり休みながらだと全行程4時間程かかりましたが、きれいな滝と湿原に癒されます。大きく深呼吸、リラックスして回りましょう。
お弁当を持って戦場ヶ原の中でのランチも良いし、茶屋で土地の食べ物を楽しむのも良いです。

4時間歩くのはちょっとと思われる方はバスを使って巡るのもありです。
竜頭の滝、赤沼、湯滝、元湯とスポット近くにバス停留所はありますので、上手く時間を合わせながら絶景ポイントを巡るのはいかがでしょうか?

バス往復で2時間ありますので、ハイキング含み全行程6時間程です。
朝から行って、夕方下りてきて日光駅近くに泊まる、もしくは中禅寺湖近くで泊まって、翌朝は中禅寺湖、東照宮を巡るのも楽しいのではないでしょうか?

朝晩の気温が下がる日光は避暑に良い場所です。秋の紅葉シーズンだけでなく、春夏もスローな時間が流れる日光でリラックス、リフレッシュしてみてください。

奥日光・鬼怒川へのお得な交通情報はこちらをどうぞ










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