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【保存版】ワイン初心者のための基礎用語

素晴らしきワインの世界にようこそ!

弊社では、昨年から「ワイン教育事業」を立ち上げ「ワインで多くの方の人生を豊か」にすることに取り組んでまいりました。
ワイン会の主催や、希少ワインの販売を行ってきましたが、
「ワインに興味はあるけど、難しくて分からない」というご意見を多数いただきました。

そこで、弊社にて「知っておくことで、ワインをより楽しめる基礎用語集」の小冊子を制作しました。
本記事は、その小冊子からの抜粋となりますので、ご覧になっていただけましたら幸いです。

ワインの基礎用語

ヴィンテージ(Vintage)
ブドウを収穫した年を表している。
例えば、
2020年に収穫・醸造したものを2020年のヴィンテージのワインと呼ぶ。
また、2020年のヴィンテージワインは市場に2〜3年後に出荷される。

ノン・ヴィンテージ(Non Vintage)
シャンパーニュで表記することが多い。
例えば、
2019年と2020年の良いブドウをブレンドしてワインにした場合に『ノン・ヴィンテージ』と表記する。

シャトー(Château)
生産者が葡萄の栽培から醸造、瓶詰めまでワインの製造を行う生産者のこと。シャトーという呼び名はフランスのボルドー地方で使用され、

ブルゴーニュ地方では『ドメーヌ(Domaine)』
ニューワールドでは『エステート(Estate)』
スペインでは『ボデガ(Bodega)』

と呼ばれている。
イタリアなど輸出を前提としてつくっていないワインには、そうした名がついていない。

ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieille Vigne)
樹齢50年以上の樹で栽培されたブドウを使用したワインに表記される。
最近では樹齢25年で「V V」表記されていることもあるが、概ね古い樹齢のブドウからつくられたワインに表記される。
樹齢が古くなるとその分、根を地中深く張るのでワインのアロマが複雑になる。ロマネ・コンティの根は10m以上あるとも言われている。

テロワール(Terroir)
畑の土壌のこと。粘土質や石灰質など土壌の性格を表している。

ボディ(Body)
ワインの濃さを表している。ミディアムボディ、フルボディ、ライトボディと3種類ある。感覚的に肉の焼き加減(ミディアム、レアなど)に近い。

セカンドワイン(Second Wine)
樹齢25年以内の若木でつくられたワイン。
その生産者のメインのワインのひとつ下のグレードに位置付けられる。
マルゴーなど有名ワインのセカンドワインもある。
セカンドワインを極めると有名なワインを手頃な価格で飲めるようになる。例えば、
「オーパスワン」のセカンドワインは「オーヴァチャー」となる。


白ブドウ

リースリング(Riesling)
フランスのアルザス地方が多い品種。オイル香があるのが特徴の白ブドウ。ドイツのワインに多い。
有名なワイン…クロ・サンティーヌ(フランス アルザス)
 
ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)
フランスのボルドー地方に多い品種。青リンゴの香りがする白ブドウ。
夏にキリッと飲むのがおすすめ。
昨今ニュージーランドを一躍有名にした品種でもある。
有名なワイン…プイィフュメ(フランス ロワール)、SILENI(ニュージーランド)
 
シャルドネ(Chardonnay)
白ブドウの品種。フランスのブルゴーニュ地方に多い。
昨今、シャルドネはニュージーランドやニューワールドというエリアでも成功を収めているが、シャルドネを極めたい方はフランスのシャルドネを飲むことをおすすめする。
有名なワイン…コルトン・シャルルマーニュ(フランス ブルゴーニュ)

黒ブドウ

ピノ・ノワール(Pinot Noir)
フランスのブルゴーニュ地方に多い。
ワイン好きの方に人気のブドウ品種。天候に左右されやすいブドウとして有名。
有名なワイン…ロマネ・コンティ(フランス ブルゴーニュ)

カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)
フランスのボルドー地方のワインが一番良い品質とされている。
「C・S」と表現されることが多い。
ブドウの種子が大きく、渋み(タンニン)が特徴的である。肉料理によく合うとされている。
有名なワイン…オーパス・ワン(アメリカ カルフォルニア)、5大シャトー(フランス ボルドー)

メルロー(Merlot)
フランスのボルドー地方に多い。長期熟成型(40〜50年)で口当たりがまろやかになるのが特徴。
有名なワイン…シャトー・ペトリュス(フランス ボルドー)、シャトー・ル・パン(フランス ボルドー)

シラー(Syrah)
フランスのローヌ地方に多い黒ブドウの品種。
シラーが入っているとワインのアルコール度数が高くなる傾向にある。オーストラリアではシラーズ(Shiraz)と呼ばれる。
有名なワイン…エルミタージュ(フランス ローヌ)、シャプティエ(フランス ローヌ)

有名なワイン

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(Domaine de la Romanée-Conti,D R C)
『ロマネ・コンティ』を生産しているフランスのブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村にあるドメーヌ(生産者)。
世界で一番注目され、ワインの値段も一番高い。ピノ・ノワールの栽培に最適な土壌を持ち、生産されたワインは市場ニーズが高く、価値が跳ね上がる。

シャンパーニュ(Champagne)
3 品種(ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ)で構成されている。
代表シャンパーニュ… モエ・エ・シャンドン、ドン ペリニョン、サロン(シャンパーニュの最高峰と言われている)

ナパワイン
アメリカを代表する高級ワイン産地として注目を集める「ナパ・ヴァレー」で造られるワイン。
有名なワイン…オーパス・ワン、ドミナス、ケンダル・ジャクソン
造られるワインは酸味が少なく果実味とほのかな甘味が感じられる。

畑の階級

グラン・クリュ(Grand Cru)
『特級』という意味。概ねフランスのブルゴーニュ地方の特級の畑を『グラン・クリュ』と表現する。
畑全体の約1.5% しかないため、希少価値が高いワインとなる。

プルミエ・クリュ(Premier Cru,1er)
『1 級』という意味。特級に対して次点の位置付けとなる。
1 級畑はブルゴーニュ地方の畑全体の約10% となり、価値が高いワインと言う位置付けになる。

畑の階級

ワインの評価基準

パーカーポイント(Parker Point)
アメリカのワイン評価誌「ワインアドヴォケイト」において、評論家が100点満点でつける点数のこと。
創刊者『ロバート・パーカー』にちなんで「パーカーポイント」と呼ばれている。

ソムリエはこのポイントを基準にしており、高得点=ワインの価値が高くなる。パーカー氏が初めてワインの世界基準をつくった。

「ワインアドヴォケイト」評価点

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