生き辛い時、苦しい時とは「私=愛(全体)である」を忘れている時
インナーチャイルドの癒しについて。
先日のCore塾では
「心の奥底にある無価値感と罪悪感を観る」
「インナーチャイルドの癒し」
を行ったのですが、
インナーチャイルドの癒しは、
私たちが「ありたい自分で在る」ためには
必ず見ていく必要のある部分です。
と、同時に、
「インナーチャイルドの癒し」というのは、
私とあなた(多くの場合は親)がいて、
私はあなたに傷つけられました、
だから今、癒します、
という構図になりがちです。
そして、これは
「私」と「あなた」は別物という二元論、
分離の視点での話になります。
これは
「傷つけられた人」と「傷つけた人」が
存在させて
「善悪」とか
「あっている、間違っている」が
存在している世界を創り出します。
これは、キリがない世界です。
あっている、間違っている。
自分からみたら自分はあっているし、
相手からはみたら
相手には相手の言い分、正義があるわけです。
インナーチャイルドの癒しは大切なのですが、
二元論の世界で解決しようとして
相手を責めていても永遠と終わりはきません。
インド哲学では、
非二元の視点になります。
私=あなたです、
もともとひとつの「存在」です、全体です。
ブラフマンであり、
その現れが私であって、あなたである、ということ。
この視点からみいった時、
この世界に悪者はいなくなります。
合っている、間違っているがなくなります。
この世界で起きることは、
自分の中にあった
サムスカーラ(記憶、信念)が
相手の何かしらの
行動、言動にリンクすることで引き出されて、
自分の中にあるものを
ただ見せられている、ということになります。
自分の中にある持って生まれた
サムスカーラ(記憶、信念)が
目の前の現象を作り、それを体験している、ということ。
先に話した
「二元の世界」「分離の世界」
に生きると
愛してくれた人や、
愛されなかった私がでてきて、
そして愛されなかった私を哀れんだり、
そんな親を憎んだり、
逆に子どもをうまく愛せなかった
自分を責めたりしますから、
自分が
被害者になったり、
加害者になったりします。
逆に、
非二元の世界は、
「私」も「あなた」も全体そのもの、
「愛そのものだ」になります。
私たちがこの世界で体験する全てのことは
「私は愛そのもの(全体そのもの、ブラフマンそのもの)だったんだ」
ということに気づくために起きている、ということ。
そこに気づくために、
私たちは日々、生きています。
ですから、
苦しい時、辛い時というのは、
「私は愛そのものである」
ということを
忘れている時、ということ。
心が平和でないときというのは、
自分が「全体の存在」であることを忘れている時、
アコ―スインミラクルでいうところの、
愛を忘れている時、
だから、
それを思い出せば良い、ということ。
自分が
愛そのもの(全体そのもの)の存在であることを
思い出せば、
私たちは当然、安心平和でいられます。
インナーチャイルドの癒しは大切で
私たちが次のステップにいくためには
在りたい自分で在るためには、必要ですが、
分離意識が強くなりすぎて
いつまでも、
親のせい、誰かのせい、何かのせいにすることが
止まらなくて、辛いのであれば、
ちょっと一度立ち止まって、
ブラフマンの視点、全体の視点、愛の視点
から見てみてください。
その視点から見てみると、
全ては
自分の内側にあるものに気づくために起きたことであり、
自分の内側にあるものを確認するからこそ、
成長させてく喜びが味わえる、
それって壮大な愛だったんだ、
ということも見えてくると思います。
「愛」などという言葉がでてくると、
きれいごとに聴こえてしまうので、
受け入れがたいところもあるかもしれないのですが、
(過去の私がそうでした)
静かに坐って、呼吸法をしたり、
瞑想をして、
全体感が体感核でわかってくると
この感覚もだんだんと分かってくるように思います。
できるところから少しづつ、
自分のペースで、
そもそも私は愛だったんだ、
だから私は私を愛せば良いんだ、ということを
思い出してみてください。
見える世界が変わってくると思います。
自分の中にあるサムスカーラ(記憶、信念)は
ジョーティッシュを通して確認していくことができます。
自分の中にあるサムスカーラに気付けない、
自分自身を深く知りたい、
自分の生まれてきたテーマを知りたい、などなどの方に
個人セッションも行っています。
ご希望の方はお気軽にお問合せください。
また、
Core塾では、
なかなか独りでは習慣づかない瞑想ををみんなで行い、
インド哲学等を通して、自分自身を深く知り、
「本来の自分に戻る」をテーマにすすめています。
安心の場、安心の仲間とともに
瞑想や学びをともにしたい方はお越しください。
それでは、どうぞ素敵なGWを♪