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#507 中学受験を前に、1月学校を休む…についての私の考え

2024.1.9.
学校がついに始まった。

年始の授業について打ち合わせをしていなくて、今日は授業するのかしないのか不明状態で出勤。デスクにメモなし。ということは、今日は授業なしか。
…と思っていたら、授業時間に私が来なくて探される事件発生!朝確認しに行けばよかったあああああ!いきなり遅刻スタートになって、反省である。

年明けも頑張っていこう。



昨日の記事の「コロナ禍学校生活」続きを書こうと思っていたのだが、その前にちょっと書きたいことが浮かんでしまったので、一旦脱線。

それは題名にあるように、「中学受験を前に、1月学校を休む」についてである。

東京では、中学受験の本番は2月の1〜3日というケースが多い。神奈川も同じ感じ。埼玉や千葉は1月。
そうなると、受験する子が多い地域の小学校では、2月1日に独特の光景が見られる。「6年生全然いない現象」だ。あまりに少なかった年は、隣のクラスと一緒に給食を食べたりした記憶もある。

その試験日よりだいぶ前の年明けから学校を休む子もいる。それについて、皆さんはどう考えるだろうか。


感染症対策で、数日前から休むくらいならまだ分かる。ましてやコロナ禍なら、1か月まるまる休もうという気持ちも分かる。だが、それより前から、年明けから休むという子が増えてきているように思う。

私は断然、「休むのは試験日のみ」派だ。

以前、どなたかからもらった資料に、「5年生3学期に受験荒れ防止で子供たちに話すこと」というものがあって、確か下のようなことが書いてあった。

今日、朝の電車で、中学受験の親子が乗っていてね。そういう時期なんだね。受験でも、それ以外の試合とか発表会とか大事な場面のときも、緊張せずそれまでの努力の成果が十分に発揮できるといいよね。

簡単に言えば、「緊張は、非日常を意識することから起こる心理」です。だから、いつでも何でも「日常」って思えれば、緊張することはなくなります。一流のアスリートほど、ルーティーンワークを大切にするのは、そのためです。
でも、なかなかそうもいかないのが人間ですね。だから、「あ、これ知ってる」とか「前に経験したことと同じだな」って思えれば緊張はやわらぎます。「何事も経験が大事」という言葉の意味は、そういうことです。

6年のこの時期になると、
・受験勉強に専念するために学校を休む。
・インフルエンザを警戒して、手洗い、うがい、マスクなどを過剰に取り入れる。
・受験に備えて、生活を朝型に変更する。
こんな子や家庭が見られます。僕の経験上、なかなか良い結果は出ません。なぜなら、日常生活を自ら変更して(壊して)、受験日に照準を合わせるからです。
要するに、受験を特別なことにしちゃうと力が出せないよっていう話です。

資料より抜粋

同意〜〜〜!


そもそも、1か月も家や塾を中心に生活して、ストレスたまらないのだろうか?
学校を休んだからってそんなに何日も何時間も集中して勉強し続けられるのだろうか?
というか、そこまでしないと受からないような学校に行ったら今後大変ではないか?

と、思うのよ。

小学校の勉強って、受験勉強に比べればはるかに簡単だ。
だからと言って、学校にいる時間を無駄だとして家や塾で勉強するっていう…その考え方どうなの?と思ってしまうのだ。


◆円周率100桁覚える競争を、学校の友達としていた。

◆「したごころ」が使われている漢字を挙げてみて…と授業で話したら、80個くらいびっしりノートに書いて持ってきた。

◆どんな学習でも目を輝かせて取り組み、自分なりの考えがたくさん書き込まれた素晴らしいノートを作り上げている。

◆自主学習のテーマ選びや内容の広さと深さに感心させられた。

◆クラブや委員会、行事でも活躍していて、要録の所見欄に書くことがたくさんある。

◆受験の前日まで友達と遊んだり、習い事を頑張ったりしていた。


私がこれまでに見た、難関校に合格する子っていうのは、こういう子たちだった。

なんかそういうさ、どんな場所でも楽しんで好奇心をもって学べる人たちが、一流だと思うのよ。小学校の勉強なんて…とか思うのは二流フラグなのよ。



学校に行くべきか休むべきか、保護者や子供に相談されたら、「いつも通り過ごすことの大切さ」について伝えるけれども、最終的には決めるのは自分とお家の人だから…そこは尊重するとして。

そんな話にならないように、本番を迎えるだいぶ前から、「力を発揮するためには」の話を少しずつしていくといいのかなと思った。



頑張れ、受験生!



#教員エッセイではない
#中学受験
#1月の過ごし方
#学校を休むか否か

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