リモートワークによる労働過多

仕事が久々にものすごく忙しかった。

訳あって実家暮らしなのだが、父も在宅が始まり、定年も控えているので、リビングで作業することが困難となり、自分の部屋で作業することが増えた。

机の上をアルコールで消毒する。必要なもの(ケータイ、会社ケータイ、ウォークマン、ウエットティッシュ、充電器、飲み物とコップ)を持って、自室に入り、パジャマから部屋着に着替えて、作業を開始する。そんな、プチルーティーンも生まれたりした。


さて、問題が起きる。それは、何か。


その場所は、言い方を変えれば、エンドレスで仕事ができてしまう監獄となった。プリンターはリビングだから、スキャンするときだけはリビングに行くが、社内の簡単な共有物なら、ケータイで写真を撮って送るぐらいでも間に合う。赤字入れは馬鹿でかくてコードを3〜4本つなぎまくって使うペンタブレットが支給されたので、プリントする機会は減った。夕飯の時に、机周りを片付ける必要もない。なんなら、子どもなわけでもないので、夕飯にも呼ばれない。リビングにいれば、「何時に食べる?」とか会話もあるが、部屋にいるときは基本仕事をしてるので、話しかけないようにしてくれてるため、交流も少ない。基本、イヤホンしてるし。


何時かもよくわからないまま、ひたすら引き継ぎやら、リライトしないと厳しい原稿やらを直すこと3日間近く。気づいたら、1日1食で、毎日明け方4時まで作業するのが当たり前になっていた。

歳は確実に重ねているため、さすがに9〜10時には起きて、また働き出す。


頭の中が真っ白になった。目の前はぐわんぐわんする。4日目はついに、徹夜になった。人間のメカニズムの面白いとこは、6時ぐらいに寝ても、やっぱり9〜10時に目がさめるのだ。そこで、メールを確認して、また働き始める。


この1週間ぐらいで、食欲がなくなった。飲み物だけは、私は必須な人間なので、飲み物だけはなくなったらすぐに取りに台所に行っているが、それでも集中すれば何時間も我慢している。トイレも同じくだ。ここが終わるまでは、トイレに行かないと決めれば、よっぽどのことがないかぎり、行かない。そもそも食べてないし。


これは、とてもよくないと思った。

その昔、徹夜するのが編集の仕事だ!みたいな、そういう風潮というか、実際そうならざるを得ない状況を、若いときには何度も経験したことがあるので、絶対ダメという感じ、あり得ないみたいな感じには思っていなが、もはや令和的にはちょっと、ねぇ。


集中できる空間にいるからこそ、どこかで一回、区切らないと、エンドレスになるのかな、と思うのだが、みなさんはどうしてるのだろうか…?

でも、集中できない環境でも、作業が進まなくて困るし…。


他にも色々、思ってることはあるのだが、やっぱり今日はもう眠いので寝ます。昔の同僚と話した、“価値ある”化石のひとつになることについては、また今度。




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