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自由設計研究室 STEP2 間取りを創る

今回インタビューに答えて下さったのはコプラス設計者の林さんです!林さんのご紹介記事はコチラをご確認下さい。

いよいよ!設計者と打ち合わせスタート!

阿佐ヶ谷ハウスに関心を持って頂いてから住宅購入についてはマンションの販売会社の担当との相談となりますが、間取りタイプを選びマンションのご契約をして頂いた後はいよいよ設計者との打ち合わせとなります。その最初が間取の検討です。

今の暮らしを見つめることでわかる、新しい住まいへの要望。

初回、まずは設計者からのヒアリングからはじまります。事前アンケートをお願いする場合もあります。家族構成やペットのこと、どういう部屋にしたいか、暮らしにしたいかの他、冷蔵庫や大きい家具についてなどをお伺いします。意外と重要なヒントになるのが現状の住まいに対しての「こういうところが使いにくい!」「ここは広くしたい・・」などの不満だったりします。今の暮らしを見つめ直してもらうことで、新しい住まいでどう暮らしたいか明確になったりします。あと、細かいところですとキッチンや収納の使い勝手や、寸法的にどうかなど。今をつかむことで次どうするかという話が進めやすくなったりします。

■家族でイメージ共有も

家族の中でイメージを共有していただくことも大切です。写真で共有するのも一つの方法だと思います。スマートフォンに画像をストックして見せ合ったり、スクラップブックに写真の切り抜きを集めるなどして頂くと、設計者にもイメージが伝わりやすいですし、意外と家族でも知らなかった好みのテイストや想いを共有するきっかけになったりします。

■キッチンからはじまることも

間取りを創るきっかけは様々ですが奥様からどういう風なキッチンにしたいか要望が出てそこからスタートすることが多かったりします。リビングから見えないクローズ型のキッチンがいいのか、リビングダイニングの中心にあるような対面型のキッチンがいいのかなど。リビングとキッチンの関係性は大きいのでキッチンからリビング空間のイメージを創っていくのもひとつかと思います。

間取りを提案する上で大切にしていることはありますか?

やはりお客様の重視しているポイントでしょうか。家族相手がどんなこと、どんな距離感でいたいのか。コスパ、デザイン、流動性、将来のことなぞ、どういう風な点を重視しているのか最初にとらえているか把握したいと思っています。なかなかストレートに聞けなかったりしますが、会話の中から確認するよう工夫をしています。

あとは( )LDKといった間数に縛られない提案を心がけています。

せっかくの自由設計!間数に縛られずに部屋をつくるヒントを教えて下さい。

どういう暮らしをしていくのか。部屋で考えるのでなく、暮らし方やシーンをどう作るか考えてみるといいと思います。ただ、そういったことを明確に持っているひとは少ないですので、普段どんな感じに住んでいるのか、会話の中からじわじわと聞き出し設計者が提案したりします。

■自分たちの価値観に重心を置く

今は3LDKや4LDKなど間数で住宅が分類されることが多いですが、部屋数ではなく一旦ワンルームのようなイメージをベースとし家族それぞれがどう居場所をつくり、どうつながっていくか、ゾーンを考えていき、最終的にどう壁を区切るか考える。そうするとそれぞれの生活のしやすさが出てきたりします。面積にとらわれすぎず、何のための空間なのかを自分たちの価値観で考えていくといいと思います。

■家族それぞれにとっての距離

最近の事例ですと、新婚の夫婦ふたりのための部屋でしたが、ダイニングを中心に部屋づくりをしました。一般的にはリビングにみんなが集まり長い時間を過ごすイメージがあったりすると思いますが、お二人はダイニングテーブルにいる時間が心地よく会話もはずむとのことでしたので、ダイニングテーブルを真ん中にし、リビングとダイニングの関係性を逆転させました。自分たちの暮らしからヒントを得て、自分らしい間取りが生まれてきます。

意外にも、ずっと一緒にいたい!というご夫婦よりも程よい距離感でそれぞれの居場所が欲しいという声をよく耳にします、笑。そうしたそれぞれのちょっとした居場所って( )LDKに入らなかったりするのでそこから生まれたりする場合もありますよね。

▼関電不動産開発が参画する自分らしい住宅を叶えることができる物件▼

W:関電不動産開発 中平

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