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【中学部活のジレンマ】車出しに協力した結果、得たものは?

中学に入って、息子が部活に入った。とくにそのスポーツがさかんな地域でもなく、強豪校でもないようだったので、遠征などは予想していなかったのだけど、意外や意外、9月ごろからは毎週のように県外まで練習試合やら大会やらが目白押し。私と同じように、多くの保護者はこんなに遠征があることは知らずにこの部に入った。ましてや県外だなんて。時には高速道路も使うなんて(@_@)

車出しは必要不可欠!協力する人たちだけに芽生える責任感

部員およそ25名、遠征に呼ばれるメンバー15名前後。
車は毎回最低でも2、3台は必要となる。週末は土日とも遠征が続くことがしばしば。しかし、主に協力するのは4、5名くらい。ごくたまに協力してくれる人が2、3人。遠くなればなるほど、高速を使えば使うほど、協力者はいつものメンバー。でも、みんながみんな毎回出られるわけでもないので、ギリギリの中、替わりばんこに車出しをしていた。遠いので、一旦うちに帰ることもできず、1日はそれで終わる。ガソリン代だけは一応出るけれど、冬なんか、それこそ家でぬくぬく過ごしたい。私は極度の冷え性なのよ(>_<) それでも、息子が頑張るなら応援したい。車出しがいなかったら、参加できなくなるのかな?毎回配車を調整している部長のお母さんも困るだろうな…とできる限り協力し続けた。よく車出しをしてくれる保護者の方とは、顔見知りになった。「また一緒だね」「私たちが出なかったら、今回誰もいなかったよね^^;」「頑張ろうね。またね」
一方、本当に検討したのかな?という速さで、LINEスケジュールの車出しの可否にバツの返信が来る方々も。

最初から協力する気なんてないんじゃないかな…と思うと、とても残念な気持ちになる。しかも、お子さんは毎回出席だったりする。もちろん、予定のある方もいると思うけどさ。

車出しをするメリットは確かにある!と考えて前向きに…

そうは言っても、車出しにメリットがないわけではない。何度も顔を合わせている間に、部活の雰囲気や子供たちのキャラクターが分かってくるのは嬉しくて楽しい。幸い、自分たちの頃からは考えられないくらい上下も男女も分け隔てなく、和気藹々。この環境で我が子が部活に打ち込めるのは、親としてありがたいな…と毎回思えた。また、若いエネルギーに触れる機会なんてそうそうないので、疲れる一方でチャージもしている感じ。
息子の頑張りが直接確認できるのもメリットだろう。うちの場合は、頑張っても頑張ってもコーチに評価されなくて、親としては正直見るのがキツいことの方が多かった。でも、そんな時期も、見ていたのでフォローができた。本当のことなんてサッパリ分からなかったけれど、“あそこは惜しかったね!”と、具体例を出せたのはきっと、見ていない親が言うより、少しは説得力があったと思う。
そんな風に、プラスを考えて車を出し続けた。よく話すようになった車出しのお仲間も同じように考えていることが分かった。

メリットがないわけではないから…と奮い立たせて頑張ったら…

そうして、「あれ?車出し担当って決まっていましたっけ?」というくらい同じメンバーで回しているうちに2年生になった。そして、もうすぐ代替わりの時期だな…早いなぁ…と思っていたある日、部長のお母さんに声を掛けられた。
部長母:代が変わったら、会計をお願いできませんか?
 私 :(か、会計?小学校の割り算で躓いたこの私が(@_@)…)えーっ…
部長のお母さんの話はこうだ。例年、部長は子供たちにアンケートを取って決める。そして、息子たちの代には、子どもも親もコーチも「あの子が適任!」と誰もが認める子がすでにいる。なので、部長はほぼ決定。それ以外に副部長(男女ひとりずつ)と会計2人が必要なのだけど、親の仕事がかなりあるので、協力的な人でないとスムーズにいかない。そして、そもそも現時点で協力的な人以外は会ってないのでどんな人か分からないし、お願いするタイミングもないと。…うん…でしょうね。そう思う。想像できる。
1年間、部長のお母さんが、仕事をしながら、土日の車出し・配車・コーチや学校との連絡、親への連絡など、かなり忙しく動いてくれたことを私は知っている。分かりました…と言う以外に何が言えようか…。ということで、私は会計に決まった。部長以外の他のメンバーも車出しのメンバーだった。車出しを頑張ったら、得たのは望んでいなかった役員の職。子どものリーダーシップの点からいうと、副部長も本当はもっと適任な子がいたのだけれど、こうするしかなかったのだろうな…という人選に納得しつつモヤモヤ。

1年間、車出しに協力し続けたら、役員になった。あぁ、なんという理不尽な…。しかも、絶対に適性のない会計…。大丈夫か?私?大丈夫か?我が子の部よ!!私は知らんぞ!!!とも言えないので、引き受けたからには頑張るけれど、頑張るけれど…。
ということで、中学の部活を通しては、いろいろとジレンマを感じてしまう今日この頃。愚痴を吐き出しつつ、問題提議と誰かの予習のために書いてみました。きっとこういうことは、いろんな部活で各地でたくさん起きているはず。実際に、私の周りでもとてもよく聞くから。もし同じ境遇の方がいらっしゃったら、私も無理のない範囲で頑張るので、お互い頑張りましょう。子どもは親の背中を見ていると思うのです。「ウチの親はよく協力してくれた」という記憶が、きっといつかプラスになると信じて。

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