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最悪の世界の中にあるしあわせ

私はほとんど世の中で起こってるニュースを見ない。だけどコロナ禍の中オリンピックの開催で日本が、世界中がめちゃくちゃになってるのはわかる。緊急事態宣言も5月末には解除されるはずだったのに、いつ明けるかわからない状況だ。

はっきり言ってもやもやもするしイライラもする。好きな人と会えない状況もそれに拍車をかけている。

それでも私は申し訳ないが自由に暮らしてる。夜になればビールを飲みながら好きな音楽を聴いて、チルってる。それはもう脳から麻薬物質が出てるとしか思えないほど、幸せな時間だ。

そんなだらだらとした時間を送ってたら、ビールと煙草が切れた。今日は一日中雨だったが夜になって止んできたので、上衣を羽織りふらっとコンビニまで出かけた。

雨上がりの生温い夜の空気、もうすぐ梅雨入りすると思うとと憂鬱だなと思う。

コンビニでビールと煙草だけ買うつもりだったが、アイスも食べたいなと思いパルムを買った。

会計を済ませコンビニを出る。家に帰り冷房をきかせた部屋でパルムを食べたらものすごく美味しいし、やっぱりとんでもなく幸せで自由だなと思った。

本当にいいご身分だ。だけど独身最高だ。恋人がいないのもいい。自分のためだけに時間もお金も好きに使っていい。「結婚できない男」ってこんなドラマなのかな〜と思ったりする。聞いた話によると桑野という男は、毎日牛乳を飲んでクラッシックを聴くのがルーティンになってるという。私は格段に桑野よりお金を持ってないだろうが、幸せを感じる理由は桑野と変わらないんじゃないか。

私は来年の春までとことん自由に、自分勝手に、好きなことだけして生きると決めた。

こんなに開放された気持ちになれるのは、夏が近いからだろうか。なにかスイッチがカチッと入ったように、突然幸せな気持ちになり驚くほど前向きになっている。地味だがかけがえない日々を噛みしめてる。根拠もなにもないけれど、こんなに歴史的ギスギスした世界になのに、私には明るい未来ばかり見えてくる。

去年コロナ禍というはじめての出来事にぶち当たり、私の心は暗く荒んでいた。不安だったし孤独だった。でももうそういうのは終わりにしようと、本能が言ってるかのようだ。

ぽっくり明日死ぬかもしれない。だから好きな人と次会える日が来たら、私のわがままを聞いてくれませんか?と好きな人とやりたいことを全部言ってみようと思う。叶わなくていい、嫌われてもいい、私も好きな人も明日死ぬかもしれない。だから私は生き急ぐ。

あなたのたいせつな時間を使って見ていただき、ありがとうございます◡̈ ⋆* 私のnoteがあなたの心にやわらかく触れてくれたら嬉しいです𓂃𓈒𓏸