見出し画像

#9 「早く、浅く、長い」 集中力

注意:諸々の元ネタは左利きのエレンという漫画です。

「あの人は仕事できるなー」とか、「あの人は優秀だなー」、という「自分よりデキる」人はどんな組織にもいると思います。

もちろん僕の職場にも沢山います。


「その人と自分では、何が違うのか。」

「なぜ、あの人にはできて、自分にはできないのか。」

自分の「できなさ」に2ヶ月間向き合ってきて、感じたことをここに書き記しておこうと思います。



「仕事のデキる人は、なぜ仕事ができるのか。」

そもそも、この問いこそ、「仕事のできない人」が思うことかもしれませんね。

だって、仕事のデキる人は「あの人はなんで自分より仕事がデキるんだろう」なんて考えないと思うんです。

思ったとしても、「あの人の働き方は、こういうところがすごいから見習おう」みたいな思考回路なんじゃないかと、勝手に想像するわけです。

きっと、他人と自分を比べて、劣等感を感じたり凹んだり、そういうネガティブな思考はしないんだろうなぁと。



でも。それでも。この問いこそが、「仕事のデキない人」のスタート地点なんだと思うんです。

つまり、仕事のデキない人は、「自分は天賦の才なんて持っていないんだ」「あの人みたいに、いきなりバリバリかっこよくは働けないんだ」という悲しい事実を受け入れるところから始めなければならないということです。

そして、自分が「仕事のデキる人」に近づくためには、「その人の良いところを盗みながら、試行錯誤を繰り返し、努力を積み重ねるしかないのだ」ということを自覚しなければならないのです。

少なくとも、今は自分に、そう言い聞かせています。


(「仕事のデキる人」が最初っからそうなのか、はたまたその人の涙ぐましい努力の結果なのか、その差異はここでは大きな問題ではないと考えています。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕のバイト先はPIZZEIRIA MIAという、青森県弘前市にあるまちのピザ屋さんです。詳細は以下に!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さて。それでは今日の本題へ。

「仕事のデキる人」のみが持っていて、「仕事のデキない人」が持っていないものについて考えてみます。

これはもちろん1つに絞れるような話でもなければ、業種によって全く変わってくる話でもあると思うのですが、今回は飲食のバイトを2ヶ月続けて、その現場での、「自分なりの気づき」についてです。


そう、それは今日の表題「集中力」

もっというと、「早く、浅く、長い、集中力」


集中力に「質」があると考えた時に、飲食のバイトで、少なくとも今の職場で求められている力は「早く、浅く、長い、集中力」だと思ったんです。

「早く、浅く、長い、集中力」をもう少し補足して話すならば、

・集中している状態に入るまでが「早く」
・集中の度合いが「浅く」
・集中している時間が「長い」

この3点を兼ね備えた質の集中力が必要だということです。


2つ目の 

・集中の度合いが「浅く」

 というのは一見よくないことに聞こえるかもしれませんが、むしろ良い意味合いで使っています。

集中の度合いが浅いからこそ、周りの音や声や変化にも気づくことができるのです。

逆に集中の度合いが「深い」と、「周りの音も聞こえない、集中している部分以外は視界に入ってこない」状態になってしまうわけです。

もちろん、こういう集中力が求められるお仕事もたくさんあると思うし、試験勉強とかはむしろこの状態を目指すべきだと思います。

でも、飲食店で、かつホールスタッフという仕事において、求められる力は「深さ」よりも「浅さ」だと思います。

「浅い集中力」を以てして、店内の色んな動きや変化に気づき、お客さんにも、厨房にも、他のホールスタッフにも気の利いたサポートのできるスタッフこそ目指すべき理想です。

こういう意味合いで使っているので、むしろ良い意味で使っているってわけです。


他の2点については、文字通りなので割愛します。

飲食店は時間帯によってお店の忙しさも違うし、基本的には長丁場の仕事です。(とか言いつつ、いつも短いシフトばかり出してすみません涙)

だからこそ、「集中している状態にすぐ入れる。集中している時間が長い。」という力も必須だと思います。


それで、この集中力って、意外とバイトをしたことのない(自分みたいな)学生って持っていないものなんじゃないかと思うんです。

先述の通り勉強は基本的に「深い」集中こそが一番大事な訳です。だからこそ、浅い集中を長い時間キープすることに慣れていないんじゃないかと思うんです。

バイトを初めて以来、今も抱えている課題を挙げると、「一つのことをしていると周りが見えなくなる」とか「急な対応によって中途半端にした仕事を片つけ忘れる」とか、「中途半端な深さ」があだになっているものが実は沢山あることに気がつきます。

少し脱線しますが、この「深さ」も、飛び抜けてすごい「深さ」を持っていれば話は別なんだと思うんです。そうすると、一つの仕事をめちゃめちゃ短い時間で終わらせたりできると思うので。でも、自分の集中力も人並みかそれ以下の、中途半端な深さだからこういうミスを頻発してしまうのだろうなぁ。と思うわけです。


そしてまだまだ脱線します。これは能力的な話にもなる気はするんですが。。僕自身、中学時代に部活でサッカーをやってました。まぁ市内でも最弱のチームでしたが。笑

それで案の定サッカーをやってる時も、「周りの動きが見えていない」とか、「判断が遅い」とかっていうのが、圧倒的に自分の課題でした。(お前は迷うからなぁ。と言われて、コーチにポジションを変えられたことも笑)

ただスポーツとなると、足の速さとか身体能力の高さみたいなものもすごく影響してくるので、同じ集中力の話として話せるかは微妙ですが。


それはそうとして。

チームプレーでサッカーをすることと、チームプレーでお店を回していくこと。

まぁ、こういう対比にしてしまえば求められる力も似ている気がするってもんです。



接客に必要な集中力とは、「早く、浅く、長い」 集中力。

もし飲食のバイトを始めていなかったら、この力が自分に欠けている力だなんて考えもしなかったと思います。

すぐに身につくものではないと思うけれど。

向き不向き、得手不得手は誰にでもあると思うけれど。

それでも、今できることをやって一歩ずつ前に進むしかないと、前向きに割り切って。

なにより、「バイトを糧に成長してやろう」という前のめりな姿勢は忘れずに。



それでは今回はこの辺で。

へばの〜〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?