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楽しみながら介護をする

介護をしているとついつい頑張ってしまいがち。
私もため息が出たり、「なんで?」と困惑したりと、きっと難しい顔をして母の前に居たと思います。
そんな時にはどうすれば良いか、提案させてくださいね。


介護も自分の時間

私は通い介護で実家に帰っていた時、折角だからとお気に入りのパーキングエリアに行って、必ずと言っていいほどお花を買って帰っていました。
母も私も花が好きな事と自分自身が嬉しい気持ちになるからです。
ミニブーケにしたり、鉢植えを買ったりしていました。
お花を差し出すと
「まあ、綺麗!!なんのお花?」と喜んでくれていました。


そしてもう一つ。。。決まってお饅頭を買います。
母はあんこが入ったお饅頭が大好きだからです。
渋めのお茶かコーヒーを入れて、甘いお饅頭に舌鼓です。
お花以上にお饅頭は喜んでくれていました。

外出は道の駅に行き、季節の野菜を買って帰ります。
これは母の為と言うより、自分の為に。
母は目的地はどこでもよくて、気分転換したいだけ。私は新鮮な無農薬野菜が欲しいから、だいたいドライブコースに入れていました。

母の介護に帰っているけど、私の楽しみも便乗させていただいていました。
母の介護というより、田舎に帰って母と遊んでいる感覚です。
そう、小さい時に母と遊んだ記憶があんまりなくて、この時間がとても有意義な時間でした。


遊び要素を取り入れる

実は私の母は、亡くなる15年前ぐらいから、遺影の写真を意識していました。
「いつ死んでも大丈夫なように写真を撮って」
旅行に行ったり、おめかしして外出した時は満面の笑顔で写真にうつります。
認知症になってからも写真撮るよ~と言うと 満面の笑顔
家族が横にいるとピースサインでおどけてポーズを決めていました。

施設に入所してからも母の写真は撮るようにしていました。
そして母が亡くなって、いざ遺影の写真を決めようとして、沢山撮った写真を葬儀屋さんにお見せするのですが、微妙にピンボケしていたり、若すぎたりし中々いい写真が見つかりません。
そして、やっとありました。笑顔で美人に写っている写真が!!
笑ってくれる時が毎回あったわけではありませんが、写真撮影は楽しみでもありました。
亡くなってから1年たちます。やはり写真があると色々思い出し寂しくなる時もありますが、思い出を振り返る為には良い表情をしている写真が多いと励みにもなります。

笑いを誘う

認知症などの繰り返しの発言には、またぁ~?ってイライラから呆れた気分になることがありました。
そんな時こそ笑いを誘ってみましょう。
ここは笑いのセンスが必要ですが、情けない気持ちにならないように、自分も失敗してみたり、話を合わせて笑い話に変えたりいろんな方法で笑いを取ってみて下さい。笑いの連鎖が起こります。

笑いの効果ご存じですか?


先日、介護が限界になる前に行う事を書きました。
こちらも参考にして頂けると嬉しいです。


おわりに 

在宅で介護していると喜怒哀楽の、喜び、楽しい感情は少ないのが現状ではないかと思います。
意識して喜びや楽しさを取りいれる、笑う事で緊張続きの毎日にゆとりができると思います。
そうするとストレスの少ない、介護が行えるのではないかと思います。


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