義祖父母を想う
私の祖父母は、母方も父方も既に他界していますが、私は結構おじいちゃん、おばあちゃんが好きでした。
初めてスキンケアを教えてくれたのも母方の祖母でしたし、母方の祖父のギターに合わせて童謡を歌ったり、畑の野菜収穫は父方の祖父と、料理は父方の祖母とよくしていました。
北海道にある夫の実家は、同じ敷地内に父方の祖父母の自宅があるので、結婚する前に2度夫の帰省に同行した際にも顔を出していました。
当時から私のこともすごく可愛がってくれていましたが、ひ孫にあたる息子が産まれてからは、一層可愛がってくれます。
普段、息子の写真は”みてね”という写真共有アプリで両家の両親、兄弟と共有していますが、義祖父母はスマホを持っていないので、夫の両親にたまに見せてもらうしか、息子の様子を伺う手段はありません。
私は夫に、毎月無料で8枚写真印刷ができるアプリの特典を、祖父母宅に送るよう提案しましたが、どうやら面倒な様子。
私の無料分は、自宅保管用に毎月印刷しているので使えず。
でも、もう先が長くないと自負している義祖父母にとって、毎月ひ孫の写真が送られてきたらどんなに嬉しいか……と、私は思うのです。
私がお歳暮に勝手に送った知り合いが経営するお菓子屋さんのクッキーを気に入ってくれたようで、『追加でお使いを頼めないか?』と言っていると義母からLINEがありました。
その時に義祖母へ私が電話したのを皮切りに、義祖母は私の所へ電話をかけてくるようになり、たまに話すようになりました。
だいたい不在着信に気付いて後からかけ直すのですが、いつも10分では話が終わらなくて、10分通話無料で契約しているのでいつもちょっと時間を気にしてしまうのが申し訳ないです……。
昨年末あたりから、義祖母は夫に電話をしても折り返しが来ないと寂しがっていて、義父にも『ひ孫の写真が欲しい。』とボヤいていたそう。
夫に電話をするように、写真を送ってあげるように伝えてもなかなか行動に移さないので、先日、私が印刷して手紙とともに送りました。
3日ほど経って義祖母から電話があり、『写真が擦り切れてしまうほど何回も見たわ。』と、とても喜んでくれました。
私の実の祖父母ではありませんが、同じように想っています。
北海道へは年に1回帰っていますが、あと何回お会い出来るかと思うと私もとても寂しいです。
昨年はお食い初めをしてもらい、初めての寝返りを義祖父母宅でしていましたが、
もう動き回って、ご飯を食べて、つかまり立ちしている息子を早く見せてあげたいです。
次にお伺いする時は、もしかしたら歩いているかも知れません。
私に出来ることをしながら、義祖父母を想って過ごそうと思っています。
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