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【さとり#4】One Heart流 「さとり」の探求。さとりとは苦しみの終わりである。

こんにちは。


ピアノ講師、メンタルコーチの「One Heart」です。


このnoteは、有料マガジン『”差”取り(さとり)プロジェクト!ひとつの世界で生きる』におさめています。




あまり仏教に関心がない方や、ちょっと怪しいと思っている方には、
「さとり」というワードに抵抗感を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、わたしが思う「さとり」の定義の中には、「ご自愛」の要素がふんだんに込められているような気がするんです。


また、「ご自愛」というワードも人それぞれの解釈を持っていて、
”自分勝手”と思っている方も多いと思いますが、わたしのいう「ご自愛」というのはわたしもOK、あなたもOKという”相互的受容”があってはじめて成り立つものだと思っています。


「セルフコンパッション」という言葉、聞いたことありますか?


心理学の世界でよく使われる言葉ですが、
こちらも仏教的要素が含まれる概念で、自分への思いやり、自分への慈しみ、あるがまま、という意味を持っています。


「あるがまま」、って意味わかりづらいですよね?


ちょっと違う視点から考えてみましょう。


「あるがまま」の逆、”あるがままでない”状態ってどういう状態だと思いますか?


ちょっと考えてみましょう。


わたしたちは普段、本来の自分ではない人格、”母親”とか”主婦”とか”働く人”というような「役割を担った存在」でいますよね。
(あたりまえ、ですよね)


〇〇ちゃんのママとか、△△さんの奥さんって言われた時、なにか違和感感じませんか?
(わたしは以前からこれにすごく違和感を感じてきました)


わたしは、〇〇って名前がある!
せめて名前で呼んで、って。
(この名前も今生だけのあるがままでない何者かになるためにつけられたものなんですけどね)


何者かになるために、わたしたちは日々努力して、足りないものを補ってきました。


この”あるがままでない”状態がそもそもの違和感のもと、なんです。


生きている以上、役割がない状態になることはできないけれど、あるがままでない状態がどういう状態なのかをしっかりと理解できたら、その逆のあるがままであることがどういうことか少しわかりますよね?


もうちょっと細かいことをいうと・・・

  • 歳をとったわたし

  • いつも体調の悪いわたし

  • 飽きっぽいわたし

  • 太っているわたし

  • 片づけできないわたし

  • 料理がうまいわたし

  • テキパキこなせるわたし


こんな〈わたし〉も、あるがままでない状態だということがわかります。


どんなイメージのわたしがあってもいいけれど、それを演じることによってちょっと苦しさを感じているのであれば、そのあるがままでない状態から少し抜け出すこともできる・・・、
こんな考え方ができたらちょっと心が楽になりますか?


✼••┈┈┈┈••✼


でも、「特別な人しかさとれないんじゃないの?」
そんなふうに思っている人もいらっしゃるかもしれません。


そんなこと、ないんです。
というか、もともとみんな”さとっている”んです。


生まれてから成長の段階で、脳も成長していきますよね。
脳や身体の成長とともに、私たちは大切なことを忘れていくんです。


このマガジンにおさめていくnoteは、ただそれを、「思い出そうよ・・・」と投げかけているだけ。


きっと今何かしら問題を抱えている人や、将来が不安で人生を楽しむことができない人、目の前の問題があまりにも大きすぎて対応しきれず苦しんでいる人、そんな人がこのnoteにおとずれてくれていると思います。


セルフコンパッションの実践をすることによって、自分はもちろん他人にも本当の意味で優しくなれる・・・、どちらもWin-Winな関係になり、
人間関係もスムーズで穏やかなものになっていく。


「ご自愛」というワードが受け入れられなかったら、
「セルフコンパッション」と変換してみてくださいませ。


実践することによって、いま抱えている問題に対して軽く対処できるようになっていくし、問題に対する深刻さが減っていくと思います。


時々無料で公開しています。
今回も無料記事です。


前回の記事はこちら↓
(前回の記事も無料記事です)


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1.「さとり」とは、苦しみの終わりである


「さとり」とは、「大いなる存在とひとつであること」。
そして、「この状態を保つこと」。


「大いなる存在」は、本質的に「わたし自身」であると同時に、
「わたしよりもはるかに偉大な存在」。


「わたし」という人間の名前や外見を超えた「ほんとうの自分」を見つけ出すこと。


「さとり」とは、苦しみの終わりである
By  ブッダ

エックハルト・トール著「さとりをひらくとシンプルで楽になる」より


上記の引用は、ブッダによる「さとり」の定義。


これは、「さとり」でないものを語っているだけで、苦しみがなくなったら一体どうなるのかには触れていません。


ブッダは、苦しみがなくなった後のことは沈黙しています。


これは、”自分で見つけ出す”ことを教えてくれているのだと思います。



これも、解釈の差があり、仏教は外側に”仏”という絶大な神的存在がいて、「さとり」はブッダのような聖人が成せる技で、自分は畏れ多い存在だと感じている人が多いのです。


「さとり」の状態とは、「わたしは、いま、ここに、こうして存在する」という感覚がそれ。
「大いなる存在」こそが、人間の本質である。


「わたしは〇〇(名前、職業など)です」という呼び名を超えた「ほんとうの自分」に気づくこと。
これが「さとり」の状態。


これでは、”脳”が理解しようとしている段階にすぎません。




2.「大いなる存在」の経験を難しくしているのは?


自分の思考を「ほんとうの自分」を思い込むことです。
ひっきりなしの思考の騒音が、
「大いなる存在(ほんとうの自分)」とひとつになって、
「心の平安」の境地に到達するのを
妨げているのです。
思考の暴走による弊害は、
それだけにとどまらず、
不安や苦しみをこしらえる
「にせの自分」をもでっちあげてしまうのです。

エックハルト・トール著「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」より


自分の思考を観察できない人は、「人はみな、離れ離れなのだ」と信じて、人生を歩んでいる。


これを信じている人の人生は、この信念が反映されて、問題と摩擦が、次から次へとやってくる。


あれやこれやと考える”思考の波”が、
本来の姿である「ほんとうの自分」を覆い隠してしまい、
「在る」ことを邪魔してしまう。


さらに”思考の波”はどんどんと膨らんでいくので、
幻想である「ニセの自分」をつくってしまい、
さらなる「離れ離れ感」を経験していく。


この考えがもはや「当たり前」になって、わたしたちはなんの疑いもなく、このような考えを常に持ってしまうようになる。


「さとり」とは、
”すべてがつながっている”と感じること。
そして、”平和”に包まれていること。


”差をとる”ことだとまずは頭で考えてみる。


なかなかそう考えることはできないかもしれないけど、
これから書いていく内容をまずはインプットしていくことで、
だんだんと信じられるようになっていきます。


社会や学校、親は決して教えてくれなかったこと。


だから、わからなくてあたりまえなんです。


わからないのは”わたしだけ?”って思わなくて大丈夫です。


みんな、知らないことだから。


でも、一部の”さとり体験”をしたことのある人や、日々修行しているお寺のお坊さん、もともと”さとり”に近い存在の人(スターシードみたいな人たち?!)は、このメカニズムをすでに知っているかもしれません。


これはもともと頭で理解できる内容ではないので、しっかり言語化できないかもしれないけど、なんとなくわかっていた、という人もいるかもしれませんね。


これから「さとり」を深堀りしていくわたしたちは、メカニズムをしっかり言語化し、頭で理解し実践するところまでやることによって、先人たち(先ほど書いた”さとり”に近い人たち)に近づくことができます。


たとえ、さとったとしてもずーっとその状態を保つことはできないので、また人間のエゴ的な考えに翻弄されてしまうこともあります。
おそらく、ほとんどの人がこの行ったり来たりの状態でやめてしまうんです。


それではもったいないし、そもそもわたしたちは”さとっている”んです。


そしてこれは、「ご自愛」にも通ずること。


自分に寄り添っていくプロセスの中で、いつしか”さとり”のような状態になり、まわりを心地よい雰囲気に導いていく・・・。


導いていく、というおこがましい表現をつかいましたが、スターシード(一歩先をゆく人たち)というのは、そんな役割があるのかなと思っています。


少し前のnoteにも書いたとおり、わたしは”お寺の子”として今世生まれてきました。


仏さまの教えも引用しながら、このマガジンを書き進めていきたいと思います。


心がフッと軽くなりますように・・・。


どれかひとつのワードでも参考になるとうれしいです。


今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。


✼••┈┈┈┈••✼


今回、引用したご著書はこちら。
✧˙⁎⋆エックハルト・トール著「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」

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「さとり」とはまさに”差”取り。 人やものごととの”境界線”をなくしていくことで、人生がイージーモードになります。 ”ワンネス”という言葉…

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