船長はマリンレジャーを楽しめていない問題
見出し画像

船長はマリンレジャーを楽しめていない問題

こんにちは、Marine X 木村です。

今回は「これからのマリンレジャーの話」を語るに欠かせない、「プレジャーボートのキャプテンは、マリンレジャーを楽しめていない問題」について書いてみます。

なぜ楽しめていないのか?一言でいうと「やること多すぎ」だからです!

スクリーンショット 2020-09-29 16.37.15

私が小型船舶一級の免許を取ったのは、弊社 Marine X を設立すると決めた、2019年2月、極寒の最中でした笑 取得してからは主にヤマハさんのレンタルボートサービス「Sea-Style」を利用してボートレジャーを楽しんでいます!

、、、楽しんでいるんですが、キャプテンはやることが多くて、、、。特に新米としては、自分が楽しんでいる時間よりも緊張している時間の方が多い気がします。弊社のスローガンは「海の上で優雅なひとときを。」なんですが、これは船をホストしているキャプテンに向けた想いだったりします。

例えば、出航時。ロープを外して、船が流されていく中で、フェンダーを上げて、桟橋や他船に気をつけながら、徐行しながらマリーナを出ていく。ただでさえ、船の操作感に慣れていないなか、船の上をバタバタと動き回るのはとても大変です。

画像3

その後、行きたい場所・スポットへ向かう際も、車のようにカーナビがあるわけではないので、自分で周囲を確認しながら移動する必要があります。定置網があったり、他の船の往来があったり。場所によってはSUPやシーカヤック、遊泳者など細心の注意を払って進まないといけない場合もあります。

ちなみに、漁の仕掛けが洗剤のボトルにくくりつけて浮かべられていることも多々あるのでプロペラに絡まないように避ける必要があります。結構、怖いです笑

スクリーンショット 2020-09-29 16.44.47

海の上には、道路のように細かい交通ルールが定められているわけではないので、他の船の動きが読めません。ある程度スピードが出ていれば、スプレー(波しぶき)で進んでいる方角が把握できるんですが、低速だと結構分からなかったり。

船はその場に留まることが基本的にはできないので、いくら見通しのいい場所でも回避が遅れると衝突してしまいます。最近だとこのようなニュースが。

ノリ網にプレジャーボート乗り上げ 木更津
「視界良好」の海でなぜ 漁場に向かうホッケ漁船が貨物船と衝突 

例えば「釣り」なんかをしていると、竿先の感覚に神経を集中していたり、魚探をじーっとみていたりと、「見張り」がおろそかになる瞬間があります。そんなとき、いつの間にか周囲の船や浅瀬に接近していたりと、ヒヤリとする瞬間もあります。

そうならないためには、キャプテンが常に周囲に気を配り、ボートの位置を調整しないといけません。本当はキャプテンだって釣りがしたいはずなのに、、、

ゲストの安全確保はキャプテンの責任なので、自分の楽しみを削らないといけないということが起こっています。全ての不安や不便を解決して、安全で快適なボートライフを実現すること。それが私個人の目標でもあり弊社のミッションでもあります。そして、ここに書いてあることは、弊社のプロダクトロードマップそのものかもしれないですね笑

スクリーンショット 2020-09-29 16.38.47

小型船舶の船型別・船舶事故種類別発生状況(平成29年)

まずは第一弾として、「見張り」をアシストするために、画像認識AIを活用したプロダクトを準備しています。小型船舶の事故原因で一番多いのが「見張り不足」で、全体の18%を占めており、事故を減らすと同時にキャプテンがもっとボートレジャーを楽しめる時間を生み出せたらなと考えています。2021年の第一四半期には発表できる予定で、来年のトップシーズンには間に合わせたいですね!

「マルチタスキング・キャプテン」をテクノロジーで開放することで、高い安全性と快適性の実現と、ボートレジャーを優雅に楽しめる時間を生み出して参ります!

それでは、また!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
マリンレジャーの体験を革新するために設立されたマリンテックカンパニーです。テクノロジーで安全で快適な水上でのひとときを実現すること、それが私たちのミッションです。2023年の自律航行船実現を目指し、2020年秋に製品発表を行います。