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健康成分たっぷりオイルで新月からはじめるセルフオイルピチュ

今日は新月ですね。
何かをはじめるのによい日です。
頑張る毎日を過ごしていたなら、ちょっと立ち止まって「よく頑張ったね」とご自愛してみるのもよいかも知れません。

そんな時に簡単にできる、アーユルヴェーダのオイルピチュ(オイルケア)はとってもオススメです。
気持ちがいいだけではないたくさんの効果が期待できるオイルピチュをご紹介しますね。


オイルピチュとは

オイルピチュとは、オイルが皮膚や組織を潤して、神経のバランスを整えてくれるアーユルヴェーダのオイルケア。
コットンなどにオイルをたっぷりと浸み込ませ、気になる部分やケアしたい部分に20分ほどのせる湿布のことをいいます。

温めたオイルを使うと、気持ちのよいリラゼーションタイムになります。


オイルピチュの効果

ちょっと不調だなと思う部分にオイルを浸したコットンをあてると、浸透したオイルがこんな効果をもたらしてくれます。

◆ 神経を鎮める
◆ 皮膚に栄養を与える
◆ 炎症や身体の痛みをやわらげる
◆ 血液の循環を促し血行をよくして身体を温める
◆ リンパ液の循環を促し免疫機能を活性化する
◆ 老廃物の排出を促す

気持ちのよさは、自律神経のバランスを整えてくれます。
疲れた時やザワザワしている時に、オイルピチュはとっても有効なのです。


ピチュに使うオイルは

ピチュにはごま油(セサミオイル)が最適です。
ごま油はビタミンEが豊富に含まれています。血行を促進して身体を温める作用が高いオイルです。
赤ちゃんから大人まで使える万能オイルです。

ただし注意点があります。
ごま油はキュアリングしてあるものを使うこと。
キュアリングをすると、ごま油に含まれるセサモリンという健康成分が熱によってセサモールに変化して酸化しにくい油になります。

キュアリングしたごま油を自分で作ることもできますが、面倒だという場合は購入したものを使ってください。


※赤ちゃんのベビーマッサージに使う場合はパッチテストしてください

部位別オイルピチュ

◆頭頂部:頭痛・肩こり・精神的緊張の緩和

コットンまたは綿球にたっぷりとオイルを浸し頭頂へのせます
両手を頭頂で重ねておくと頭皮にオイルがしみ込んでいきます
指の腹でポンポンとつかむように頭部全体をマッサージします
オイルが足りなくなったら手のひらにとってマッサージします

頭を使いすぎていると、頭皮が硬くなっています。オイルでゆるめてマッサージしましょう。その後、蒸しタオルを巻いて入浴すると毛穴も開き、頭皮のクレンジングになります。セサミオイルが髪に浸透し、しっとりさらさらになりますよ。

◆額:眼精疲労・精神的疲労の緩和

大判コットンなら2枚、普通のコットンなら3枚をオイルに浸します
浸したオイルを額にのせ軽く目を閉じてゆっくり深呼吸を繰り返します

眉間に縦ジワのある方は、考え込む傾向や、視力が低下していることがあります。額のオイルピチュでゆるめてみて下さい。
額がゆるむと仙骨もゆるむと言われているので、腰痛のある方にもオススメできます。

◆耳:肩こり・不眠・精神を落ち着かせる効果

綿球にオイルをたっぷり浸します
両耳の中に綿球を入れてオイルを内耳に浸透させます
20分程度浸透させたら、手のひらにオイルをとり耳をマッサージします
両耳を上下、横に引っ張ったり、グルグル回します

耳にはたくさんのツボがあります。
オイルピチュだけでなく、日頃から耳を触ったり、マッサージしていると、身体の状態がわかるようになりますよ。
緊張していたり疲れていると、耳は硬く冷たくなっています。
耳をマッサージすると全身の血流がよくなります。お試しくださいね。


◆下腹部:冷え・PMS・便通改善

綿球にオイルを浸しヘソに置きます
オイルを浸した大判コットンを下腹部にのせ、その上に両手をのせます
深呼吸をくり返しながらリラックスします
その後、ゆっくりと ”のの字” を描くようにマッサージします

お腹の調子が悪い方や、便秘、生理痛におススメです。
とっても気持ちがいいですよ。


※オイルピチュだけでなく、オイルで全身をマッサージするのもおススメです。リンパを流すのにオイルマッサージは持ってこいです。


キュアリングオイルの作り方

☑用意するもの
・太白胡麻油(白い胡麻油です。スーパーで500~700円で買えます)
・鍋
・漏斗
・200℃まで測れる油用の温度計
・密閉容器(煮沸消毒済み)
☑作り方
鍋に容器に入れる量の太白胡麻油を入れて強火にかける
油が温まってきたら弱火で熱を入れていく
油の温度が80~90℃になったら火を止める
余熱で100~120℃まで熱する
そのまま自然に冷やす
十分冷えたら漏斗で容器に移しかえる

※油を火にかけている時はそばを離れないで下さい。
 温度計をみながら、熱し過ぎに注意してください。

私はスーパーで「太白胡麻油」を購入して自分でキュアリングオイルを作ります。食用ならカラダに使っても安心だからです。
作ったオイルは全身に使います。
好みのアロマオイルを入れて髪に使ったり、使いきれそうになかったら料理で使ってしまったりと融通が利きます。


おわりに

いかがでしたか?
自分のケアって結構おろそかにしがちですよね。
良質なオイルは、マッサージしなくても、ただ塗るだけでよかったりします。

頭皮や耳は、いつでもふれることができます。今日からちょっとだけ意識してふれてみて下さい。

硬っ!!!
痛っ!!!
冷たっ!!!

と、思わぬ発見があります。「ありがとうね、私」「頑張ってるね、私」とやさしくふれてご自愛ください。

キュアリングしたオイルは皮膚への浸透率が高いので、ふき取る必要はありません。でも気になる場合はふき取っても大丈夫ですよ。
ケアした後は、水分を十分とって解毒効果を高めましょうね。

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最後文

罫線優しさ系


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パラレルキャリアをもつフリーランス助産師です。歩くパワースポットと呼ばれるくらい幸運体質な私が、妊娠/出産/子育て/女性の健康/の情報発信と日々のくらしのよしなごとをエッセイでつづっています。サポートしていただけたら最高にうれしいです!