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2023年度より『Billboard JAPAN』仕様変更について『アイドルオタク』の私見


こんばんは~!Susanです。お元気しておりますか。

私はコロナワクチンの副反応で、つい先日までぶっ倒れてました。
副反応強すぎて怖いよ!!!今はもう元気です!!!

Billboard JAPANについて言及するnoteは久しぶりですね。
最近はまだまだ下書きnoteが山積みなんですが、ものすごい長文を書かないと更新できない魔法にかかってしまっています。

この謎の魔法から脱却するため、今日こそは気軽に更新します。
本当は先週デジタルリリースされたINIの『HERO』についても分析したかったんですが、間に合わなかったので結果分析はまた後ほど。

今回のnoteは、今日発表されたBillboard JAPANチャートの仕様変更のお知らせについて。


パッとこのお知らせの記事を見て感じたことを、アイドルオタク的にとINIのオタク的にざっくばらんに話します。以下、記事の内容抜粋。

 Billboard JAPANチャートにおけるルックアップ指標およびTwitter指標が、2022年12月7日発表以降の各種チャートより集計廃止となる。

 上記2指標の廃止以降は、総合ソング・チャート“HOT 100”はCDセールス、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ、動画再生、カラオケの計6指標、総合アルバム・チャート“HOT Albums”はCDセールス、ダウンロードの計2指標での集計となる予定。

Billboard JAPAN - NEWS より

今日発表された記事に書かれている情報はこれだけです。要するに2022年12月7日発表の各種チャートからは、『ルックアップ』『Twitter』の2指標がなくなりますよ!ということです。

私はこの仕様変更によって、大きな影響が出るのは『デジタル未解禁』のアーティストだと考えています。

端的に言えば『デジタルがなくても互角に戦える武器を二つ取り上げられた状態』ということです。ビルボ大好き&熱心なアイドルオタク的に言えば、ビルボの指標一つ一つはポイント獲得するための武器です。

私の感覚でいうならば、その武器が仕様変更により二つ無効化される予告を受けたって感じですね。12月からは、その武器使っても意味ないよって。

『ルックアップ』指標がなくなって困るのは?


これは、間違いなくジャニーズだと私は思ってます。ジャニーズ事務所所属アーティストのほとんどは、未だにデジタルを解禁していません。

そのなかで、ジャニーズがデジタル音源を解禁しているアーティストを抑えて、“HOT 100” や “HOT Albums” で週間首位を獲得できていたのは、
ジャニーズにとっては、主軸の秘密兵器ともいえる『ルックアップ』指標のおかげであったといえます。


Billboard JAPANのチャート分析に長けている 紅蓮・疾風 さんもこのように言及されています。(※該当ツイートを引用させていただきました。)

このツイートにある『一部のアーティストが7,000点をもオーバーする異常な加点値を記録していた』という部分に該当するアーティストのほとんどが、おそらくジャニーズにあたります。

Billboard JAPAN Hot 100 は毎週確認しているものの、全てのChart Insightのグラフと分析データを残しているわけではないので、確実な証拠を持ってこれないんですが、ルックアップの加点が大幅に獲得できる状態にあったのはほとんどがジャニーズだったといえます。

少々バラつきがでますが、以下のデータを参考までに。

2022年4月~5月 フィジカルリリース週基準

SnowMan『ブラザービート』(3/28-4/3:4月6日発表)
CD売上 809,082枚 ルックアップ 4,114pt予測 総合 16,865pt
INI『CALL119』(4/18-4/24:4月27日発表)
CD売上 742,208枚 ルックアップ 488pt予測 総合 18,177pt
なにわ男子『The Answer』(4/25-5/1:5月4日発表)
CD売上 534,004枚 ルックアップ 5,140pt予測 総合 16,300pt
BE:FIRST『Bye-Good-Bye』(5/16-5/22:5月25日発表)
CD売上 162,492枚 ルックアップ 302pt予測 総合 16,095pt
AKB48『元カレです』(5/16-5/22:5月25日発表)
CD売上 418,710枚 ルックアップ 117pt予測 総合 10,280pt
米津玄師『M八七』(5/16-5/22:5月25日発表)
CD売上 241,867枚 ルックアップ 947pt予測 総合 20,881pt

※ルックアップpt予測はChart Insightより独自に算出したものです。

Susan 独自調べ


このように、他のアーティストはルックアップでの加点が1,000ptを超えることのないなかで、ジャニーズは4,000~5,000ptの記録を叩き出す割合が高かったように思います。


加えてこのツイートでも言及されているように、『ルックアップ』指標が完全除外された場合、首位逆転のケースが22年度だけでも4回あります

今後もジャニーズ事務所がデジタル未解禁のスタイルを貫くならば、同事務所所属のアーティストのBillboard JAPANチャートでの首位獲得は非常に難しくなってくると予測できます。

他のアーティストもルックアップの加点がなくなれば、もちろん総合ポイントの減少には繋がります。しかし、一番加点が高いフィジカルリリース週でも100~1,000ptの範囲の加点であったため、一律でなくなると考えればそこまで大きな影響があるとは考えません。

『大衆性で考えるとまだまだ未熟なアーティスト』は、ここに対するポイントで大打撃があるのではと心配するより、もっと他の指標を意識したほうが良さそうです。

※追記
こちら、ジャニーズを応援しているみなさまには少々ネガティブな意見に聞こえたかもしれませんが、そういう意図ではございません。私はもともと生粋のジャニオタで、ジャニーズ事務所所属アーティストの楽曲もバンバン有名になって欲しいと願っています。
むしろ、ルックアップでなんとか互角に戦っていたこの状況がもったいなかったんじゃないかと。この仕様変更をきっかけに、ジャニーズ事務所も『デジタルという最強の武器を早く解禁してくれませんか?』というのが私の正直な気持ちです。せっかくなら正々堂々、6指標全部解禁してみんな同じ条件で『楽曲』を評価してもらいたいじゃない。

『Twitter』指標がなくなって困るのは?


これは、『アイドル』要素を持つ『アーティスト』(=すなわち、Twitterで意識して『曲名+アーティスト名』をツイートするオタクを一定数持っていたアーティスト)全般だといえます。

まあ分かりやすく言えば、『アイドル』ですよね。ビルボ対策用アカウント作るほど熱心なファンを持っているアーティストは全般的に影響ありますよってことです。

ここに関しては、Chart Insightの『Twitter』指標を基準に並び替えた時に上位に出てくるアーティストは一定数の影響が出ると言っていいでしょう。今更わざわざ隠してもって感じなので言いますが、LAPONE所属アーティストですね。リリース時期か否かを問わず、20位圏内に半数以上の楽曲をランクインさせちゃうツイ廃っぷりなので、意識しておけば確実に獲得できていたptがなくなるのは少し痛いな~と思うかもしれません。

でも、よく考えてみて。この『Twitter』指標、1位でもせいぜい300pt程度の加点しかありません。むしろ、この『Twitter』指標に加熱しすぎていることを外野から『Twitterのノイズだ』とか『チャートハックだ』とか散々指摘され、問題だと言われるくらいなら、なくて上等です。(私の超個人的な意見としてはね)

この『Twitter』指標の300ptがなくなることで首位が変わる可能性ももちろんありますが、そんなポイント差は他で埋めてやりましょう!あ、これは私の個人的な感想ですよ。

その他の指標はどうなっていく?


ここが一番気になるところですよね。その他の指標の仕様変更については、今回はBillboard JAPANも特にお知らせしてくれなかったので分かりません。

しかし、今回の仕様変更で『デジタル未解禁のアーティスト』にとっては完全に不利なチャート設計になったことは確かです。

これに加えて、フィジカル指標のポイント換算率の変更や新たな係数処理の導入が行われた場合は、デジタルが未熟でCD売上が強いアーティスト(INIはこれにあたる)は、『Billboard JAPAN Hot 100』において首位獲得が難しくなっていくこと間違いなしです。


以前このnoteでも書いたように、これからも『Billboard JAPAN』どこにも忖度しておらず、純粋に『楽曲やアーティストの社会的浸透度を表すためのチャートを運営している』というスタンスを維持するならば、Youtubeの再生回数、ラジオでの放送回数、デジタル音源のダウンロード数、サブスクでのストリーミング再生回数などが重視されていくチャート設計になるのは自然な流れです。

そのため、これからも『Billboard JAPAN』が本来の目的から外れることなく、理想とするチャートを作っていくならば、チャートポリシーは随時変更されていくと思いますし、私達の『推し』の応援の一つとして浸透しつつある『Billboard JAPAN ポイント獲得のための対策をして、その楽曲をチャート上位に押し上げる』行動は、次第に意味がなくなってくると考えます。

『Billboard JAPAN』が大好きすぎる『アイドルオタク』が思うこと - Susan


noteから引用したように、応援の一つとして『Billboard JAPAN ポイント獲得のための対策をして、その楽曲をチャート上位に押し上げる』ためにできる行動がどんどん減っていく時代が、思ったよりもずっと早く訪れたようです。

現状判明しているチャート設計の仕様変更で、オタクができることは単純です。今後、意味がなくなる『ルックアップ』『Twitter』指標以外の、その他6指標に対してやっていたことを『さらに強化』すれば良いだけです。


ここからは、ガッツリMINI(INIのオタク)目線で話しますね。私の個人的な感覚でいうならば、今後『さらに強化したら良い』指標は以下の3つです。

①ダウンロード指標(理由:現状のポイント換算率が一番高い)
②ラジオリクエスト(理由:ポイント獲得の可能性の幅が大きい)
③Youtube(MV)再生(理由:STと違い、係数処理の対象にならない)


それに加えて、フィジカル指標(CD売上枚数)、ストリーミング指標も継続していけば良いと思います。ただ、この2指標に関しては私の勘が正しければ、近い将来さらに『大衆性で考えるとまだまだ未熟なアーティスト』にとってポイントが獲得しにくくなる形で、チャート設計の仕様変更が行われると思います。(例えば、LINE MUSIC・AWAが除外されるとか)

ちなみに、Youtube指標に関しては最近気になること・運営に思うことが大爆発しているので、また違うnoteで書きます。

これから起こりうる、あらゆる可能性を覚悟して『アイドルオタク』たちよ、強く楽しく生きてこうぜ。


最近寒くなってきたから、みんな体調には気をつけて!!!
ではでは~


2022.10.27.
Susan

いつも優しい心をありがとうございます! 届けてくださった愛は、noteの投稿でお返しできるように頑張ります♡ 感想やコメント、スキ♡だけでも十分気持ち伝わっております(T_T)♡