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無用之用と申します

こんにちは


4月より神田神保町でissue+designと共同で、新刊と古書を扱う書店を始めます店主の片山と申します。

私自身は去年の4月迄、神保町から御茶ノ水方面へ一本道を挟んだ神田猿楽町にて林檎の専門店にて勤務しておりました。

当時のお店には神保町で働く出版、書店、近隣の大学関係の方をはじめ本当に様々な職種の方がいらっしゃいました、薔薇のジャムの専門家、顔料の専門家、おじぎの研究家、何と言うか楽しいスペシャリストの方が本当に多かったのです。

そんな皆さんとお店でひとりひとりお話をしながら「このお姉さんに火曜日の午前中に来てくれるあの先生を紹介出来たら、きっと新しく面白いお仕事や遊びが生まれそうだな」といつも頭の中で思っておりましたが、バタバタとしたお店の中で時間を作るのは難しく、皆さんに皆さんを紹介出来る事があまり出来ずに過ごしておりました。

そして去年の4月に店舗規模の縮小の為、弟が営みます世田谷店と併合となり神田猿楽町店を閉店する事になりました。

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林檎店の閉店後、以前から何度かお会いした事があり楽しそうだなとずっと思っていたissue+designの筧さんと神保町の焼鳥屋さんで初めてゆっくりお話をする機会がありました。その夜「面白い人が集い行き交う神保町で何かやりたいですね」という話しになり「じゃあ本屋やってみましょうか」という事に。

すぐには役に立たないけど後でじんわり効いてくる、湿布の効き目より少し遅い位の効き目というか、アスピリンのように直ぐには効かない本が並ぶ書棚が良い、あとビールも呑めるようにと話が進み出してもうお互い止まりません。

お互い、書店での勤務経験は全くありません。ですが、本を介してお客さん同士が嬉しく繋がり生まれる場を作ろうと握手を交しその夜は新御茶ノ水駅から帰路に着きました。

その後、書店関係の方に教えを頂き、issue+designの皆さんにお力をお借りしながら打ち合わせを重ね、物件を探し、お陰様で4月にオープンに至ります。

4月のオープンまで、準備中の様子や思案した事などをこれから書いていこうかと思っています。             

宜しくお願い致します。



BOOK SHOP 無用之用 

店主 片山 淳之介

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