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私は愛した。君は愛された。

NHKの朝ドラ、エール。明日で終わりますね。
寂しいけれど、間のお休みがあって、ようやくなんだという感じ。


「私は音楽を愛した。君は音楽に愛された。」

今日の志村けんさんの手紙の言葉が心に残る。
後進の才能への嫉妬。

実はよくあることではないだろうか。後輩、部下の才能を妬み、自分でも気づかないうちに相手を批判的に見てしまう。相手を試すようなことをしてしまう。本当はもっと成長の余地はあるのにあえて助言しない。


その裏にはいろんな葛藤がある。


なぜ相手を素直に受け入れられないのだろう。
なぜその人にだけ冷たくなってしまうのだろう。
なぜ自分はこんなに心が狭いのだろう。

闘う必要なんてないのに、心が勝手にファイティングポーズをとってしまう。

そう、戦う必要なんてないのに。

気づくのは相手にかないっこない、と諦めたとき、もしくは相手と同じ土俵を降りたとき。

つまり見えている世界がかわったとき、なぜあんなに拘っていたのだろう、と目から鱗になり、素直に相手の凄さを感じ、敬意さえ持てるようになる。

なら視野を変えよう、と言ってもとても難しい。そんなにヒトの心は簡単ではない。

まずそういう行動をとってしまっている自分に気づく。そして今の相手に対する感情をはっきり認知すること。またそれは「今」感じているものであり未来永劫続くわけではないことを認知すること。
そこからではないだろうか。

そうすると少し距離を取ろうとしてみたり、他の人と話してみようとする。相手だけに縛られていた心が他のものを受け入れようとしていく。

嫉妬はみえる世界を狭くする。
嫉妬は自分を醜くする。

嫉妬という感情に気づき、嫉妬という感情から離れる行動をとる。

自分のためにもなるべく心を軽くして日々を楽しみたい。






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