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ラジカセとハマショー

母が入居して二週間が過ぎました。

「帰りたい」
「迎えに来て」

そう言われるものと覚悟していたのに、案外、そうは
言わないので、ちょっと肩透かし(^^;

ふと思いついて、シンプルなCDラジカセを母にプレゼント
しました。
実家の母の「ハマショーコレクション」の中から、(おそらく)
お気に入りの2枚組と一緒に。

母は、長年、浜田省吾の大ファンだったのです。

コンサートにも一回り年下の友人と一緒に、かなり遠くへも
追いかけていました。

おそらくコンポの使い方がわからなくなってから、何年も
聞いていなかったのでしょう。CDはホコリを被っていました。

CDラジカセには、再生ボタンに緑色、停止ボタンに赤、
開閉ボタンに黄色のシールを貼って届けました。

お母さん、ハマショー聴けたかな?

あんなに好きだった曲を聴いたら、少しは楽しい気分になって
くれるんだろうか?

面会の規制が少し緩和になったので、アクリル板越しに面会。

「帰りたい」とは言わないけれど、
「もう死ぬまでここにいるのかな?」と、今日の母は
ちょっとブルー。

コロナが落ち着いたら、一緒にお出かけしようね。

むつみ

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