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04:そうだ、著作権を勉強しよう。

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サイト開設前、サイト制作を(ほぼ実践で)学ぶと同時に、やっていたことがあります。
 
それは、著作権を学ぶこと。
 
小説というものを公の目に触れる場所に発表する以上、そこは一応、押さえておきたかったのです。
 
自分が知らず知らずのうちに他者の権利を侵してしまうことを防ぐ、というのも勿論ですが、逆に他者に権利を侵害されないためにも基本的な知識を学ぶことは大切だと思っていました。
 
知識は、権力を持たない一般市民がまとうことのできる、数少ない武器です。
 
そしていざという時に自分を助けてくれるかも知れない命綱です。
 
そしてそれは意外と、ごく身近な場所でお金をかけずに簡単に手に入れられたりするものなのです。
 
自分の場合も、著作権を学ぶための本は全て地元の図書館から借りました。
 
(小さな町の図書館でも、わりと普通に本が揃っていました。)
 
著作権法自体は、実は条文の数も少なく(憲法や民法を長編小説に例えるとするなら、著作権法は短編小説かSSくらいのボリュームです)、一通り全部に目を通すことも、それほど苦ではありませんでした。
 
とは言え、法律を学ぶということは、ただ条文を知れば良いということではありません。
 
法律は「言葉」によって構成されているため、様々な「解釈」が可能となっています。
 
皆が皆それぞれ独自の解釈で自分に都合の良いように法律を使っていけば、世の中は混乱してしまいます。
 
そうならないようにその「解釈」を決めるのが、裁判(司法)です。
 
法律を学ぶということは、裁判所が過去の事件で出したそれらの法解釈――すなわち「判例」を学ぶことでもあります。
 
より専門的に細かく学ぶなら「判例百選」など読まなければならないのかも知れませんが、今回はべつに“著作権に強い法律家”を目指しているわけでも何でもないので、文化庁の出している「著作権法入門」や、著作権トラブルを扱った書籍などを数冊読み込みました。
 
特に著作権法入門は(←数冊読んでいるので、どれがどの本に書かれていたのか、ややうろ覚えなのですが、たぶんこれ。)、本文だけでなく、合間合間にはさまっているコラムを読むだけでも、だいぶ勉強になりました。
 
……まぁ、著作権法は最近改正されてしまったので、自分が勉強した当時のものとは違ってきてしまっていると思いますが……。
 
(法律はそうやって時々変わりますし、法解釈も時代の変化によって変わることがあるので、必ずしも過去の判例が「絶対」とは言い切れない部分もあるのです……。)

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