39:準備期間0分小説(ひらめきで即興執筆)
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「書こう」と思い立ってから第1部ラストまで2週間で書き上げた「囚われの姫は嫌なので、ちょっと暴走させてもらいます!~自作RPG転生~」。
準備期間は、ほぼ0分です。
何せ「あっ、こうすれば、今まで書けなかった異世界転生小説が書けるな」と思いつき、ノートを広げて文章を書き始めた時にはキャラクターの設定も世界観の設定も全くありませんでした。
ストーリーを書きながら同時進行で設定を組み上げていった小説なのです。
キャラクターのネーミングもほぼ即興なのですが、ネットで軽くエゴサしてチェックしたりはしています(音の雰囲気だけで名付けて実は変なイミがあったりすると嫌なので)。
ただ、これは全くのゼロから物語を生み出したということでもなく、元々頭の中で眠っていた「使いどころのない断片的な小説のアイディア」や「知識」や「感覚」が、バラバラなパズルのピースが組み合わされるように合体して出来上がったように思います。
イメージ的には冷蔵庫の中の余り物を上手いこと調理して1つの創作料理に仕上げたような感じです。
自分は元々「使えないかも」というような細かなアイディア、「ジャンル的に自分には向いていないかも」という知識も集めてストックしておくタイプですので、それが今回活きたような気がします。
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そしてこの作品、ほぼ即興で書いているくせに、一応ちゃんと伏線回収があったりタイトルの回収があったり、キャラクターのネーミングが凝っていたりするのですが…
これも普段から頭を柔らかくして「通常運行で良い閃きが出てくるように」心がけている成果なのかな、と思っています。
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あとは「書くことを楽しむ姿勢」を常に意識しているせいかと。
最初はささやかなアイディアだったとしても「ここをこうすれば、もっと面白くなる!」「もっと楽しいものにしたい!」と常に欲張り、向上心を持つことで、書くうちにどんどん物語の幅が広がっているのだと思います。
もっとも、笑いのツボ、おもしろさのツボは人それぞれですので、面白くしようと足したアイディアが逆にダメな方向に行ってしまうというリスクも、無いわけではないと思いますが…。
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