見出し画像

資料が見つからない時に重宝するウィキペディア(特に世界史関連で活用しています※日本語版でなく外国語版の方)

近場にそうそう大きな書店の無い地方民にとって、ネットの事典・辞書類は非常にありがたいものです。

そもそも調べたいのがマニアックな人物だったり事件だったりすると「どの文献をあたったら良いのか?」…そこからして分からない場合もあります。

なので、そういう場合の「とっかかり」としても、ネットでの検索は便利なのです。

ただ、ネットの情報は玉石混交で「フェイク」や「勘違い」もあります。

なので「資料」として使うのは有名どころの(信頼性のある)サイトで、かつ情報ソース(参考文献など)が明記されているものを選ぶようにしています。

自分はよく「コトバンク」や「ウィキペディア」を使うのですが…

特に外国の歴史や人物を調べる際は、ウィキペディアが便利です。

なぜなら、日本語版では詳しい情報が無かったり、項目自体が無かったりしても、外国語版を見れば載っていることが多いからです。

(項目によっては、日本語版が完全に英語版の「翻訳」で、内容が同じなこともありますが。)

外国語版を見るには、「言語選択」で日本語以外の別言語を選択します。

きっと、フランスの歴史ならフランス語版が、スペインの歴史ならスペイン語版が一番詳しいのでしょうが…

自分はフランス語もスペイン語も分かりませんので(大学時代の第二言語は中国語でした←ちなみに「漢文を本場の発音で読みたかったから」です。)英語版しか選べません…。

いずれにせよ、外国語は外国語なので、その「読解」に挑むことにはなります。

昨今のブラウザには翻訳機能も普通に付いているわけですが…

正直、歴史関係の英文は専門的過ぎて、翻訳がメチャクチャになることも多いです。

個人的には、全文まるっと翻訳するより、分からない単語や構文だけ部分的にググって訳していった方が速いと思っています。

英語が苦手過ぎてムリという方でも、肖像画や生没年は分かりますので、見ておいて損はないかと…。

(特に「生没年」は、資料によって間違っていることもあるので「ウラ取り」に便利ですし、「ブラザー」が「兄」と「弟」どっちなのかetc…家族関係を判断する材料にもなります。)

自分の場合、「西洋史に実在したプリンセスの恋」を題材にした歴史短編シリーズ「恋愛群像ヒストリカ」では、ほぼ毎回のように、ウィキペディアのお世話になっています。

(ウィキペディアで調べてから、そこに載っている「参考文献」を購入することもあります。)

特に、フランス王姉にして小国の王妃、さらには当時のベストセラー恋愛(官能)作家でもある「マルグリット・ド・ナヴァル」についての短編「文学王妃の甘美なる二次創作」を書いた際…

マルグリッド王妃があまりに「知る人ぞ知る」人物過ぎて、資料もほとんど無かったため、だいぶウィキペディアの英語版に助けられました。

英文読解には苦労もしましたが…

普通の英会話教室や授業ではなかなか出て来ないであろう「マニアックな英語」をたくさん知ることができて、逆に楽しくもありました。

(「愛人(愛妾)」ですとか、「腹違いの姉妹」ですとか、まず教科書には出て来ませんよね…?)

ちなみに「貴族社会」に関連する英単語は、サイトの「ファンタジーな英語辞典」に既にいくつかまとめてあるのですが…↓

「マルグリッド・ド・ナヴァル」の資料リサーチで得た、「ちょっとドロドロな(?)貴族社会英語」も、そのうちにまとめて載せたいと思っています。

(まとまった時間のある時でないと出来ないので、いつになるのか分かりませんが…。)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?