30:サイト開設半年にしてビルダーさんに匙を投げられる
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小説サイト「言ノ葉ノ森」は、たぶん他のサイトには無いであろう独自の機能を備え付けてあるため、大変複雑な構造をしています。
それゆえに、時に大変な苦労をさせられることがあります。
最初にして最大の(?)ピンチは、サイト開設から半年目あたりに訪れました。
それは、ビルダーさん(※)の「転送機能」が使えなくなってしまったことです。
(※→「言ノ葉ノ森」で使用しているホームページ制作ソフトの愛称。詳しくは過去記事→03:ソフト選びは慎重に…)
ホームページ制作ソフトには元々いろいろ便利な機能が備わっています。
サイトを更新するにしても、「サイトを開く」でサイトのデータを読み込ませれば、前回アップロード日から今回までの間に更新されたファイルを自動でピックアップしてくれ、ボタンひとつで一括アップロードしてくれたりするのです。
ところが、その便利な転送機能が、サイト開設から半年で使えなくなってしまいました。
と言うのも、「サイトを開く」の操作をすると、「しばらくお待ちください」というようなマーク(←正式名称が分かりません。)が出たまま画面がウンともスンとも言わなくなってしまうのです。
「ここ半年でページ数もだいぶ増えたからなー。読み込みに時間がかかるのかなー?」と、半日くらい放置してみましたが、結局サイトは開けないまま……。
そもそもここに至るまでにも、ページ数が増えるに従い「なんだか、だんだんソフトの動作が鈍くなっていくような……」という感じはしていたのですが……
おそらくはサイト構造が複雑化し過ぎたせいと、当時使っていたパソコンのスペックが低かったせいもあり、サイト開設から半年目にして「ビルダーさんがサイトを読み込めない」「自動アップロードを諦めざるを得ない」状況に陥ってしまったのです。
確かまだ総ページ数が500もいっていない頃だったと思うのですが……(現在は1500ページを超えています。)
それまでアップロードをビルダーさんに頼りきりだったため、「どうやったらサイトが更新できるのか」「どうやって新しいファイルをアップロードするのか」という、そこから調べなければなりませんでした。
いろいろ調べ検討した結果、結局「サーバーの転送機能を使ってアップロードする」という方法に落ち着いたのですが、いざ最初にその方法でやってみた時には、あまりの面倒くささに心が折れそうになりました。
なにせ、その方法でアップロードするためには、アップロードするファイルを1つ1つ自分で選択していかなければならず、しかも当時は一度にアップロードできるファイルの数が10しかなかったのです。
(現在はドラッグ&ドロップで、同じディレクトリ(階層)のファイルだったら(重くないファイルなら)幾つでもいけます。)
前回のアップロード日から更新したファイルを自分でピックアップし、1つ1つ「参照」から選択し、10個そろったらアップロード……
「言ノ葉ノ森」のサイト内小説は特殊ですので、1章更新するのに数十のファイルをアップロードしなければならないことはザラにあります。
(特に「魔法巫女エデン(略)」のように画像を多用したものは、ファイル数がえげつないことになっています。)
そんなファイルを10個ずつチマチマとアップロード……気が遠くなる作業でした。
しかも、手動選択ですので時にはウッカリ更新を漏らしてしまうファイルもあります。
そうなると画像が表示されなかったり、リンクエラーが起きたりと、いろいろおかしなことになってしまうのです……。
最初に一括アップロードのラクさを知ってしまっていたので、本当に何度か心が折れかけましたが……そんな作業でも「この方法しか無いんだから仕方がない」と割り切ってやっていたら、そのうちに慣れてしまいました。
人間の「慣れ」ってスゴイですね。
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