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29:ネットデビュー作は「完結できる」長編小説2作同時連載

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自作小説サイト「言ノ葉ノ森」に最初に載せた「ネットデビュー作」――それは児童文学風ファンタジー小説「夢の降る島」和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の2作品でした。

どちらもそれなりの長編小説なのですが、これを同時に(と言うか、交互に)連載していたのです。
 
何故この2作を選んだのか、ちゃんと理由はあります。
 
それは、この2作が「ちゃんと完結させられる」作品だったからです。
 
「完結していない」小説がサイト内に乱立している……
 
これは、自分にとって避けたいことでした。

(物語の中には「サザエさん」や「ドラえもん」のように完結も何もなく、ネタがある限りはストーリーを続けていける種類のモノもあるとは分かっていますが……。)
 
せめて1作以上は「ちゃんと完結している」小説を持っておきたい――ちゃんと物語を完結させられる能力を持っているのだということを、読者に示しておきたい――これが、自分がネット上に小説を公開する上で、最初に持った目標でした。
 
……そこで2作品同時などということをしてしまうあたりが、自分のちょっとチャレンジャー過ぎるところなのですが……。
 
(それにも一応、理由はあるのですが、長くなるのでそれはまた次の機会に……。)
 
この2作については、プロットがしっかり最後まで出来上がっていたので、時間がかかっても、ちゃんと完結させられることは分かっていました。
 
しかもストーリー的にもこれ以上ないほどきちっと「完結」しています。
 
(むしろ、この先を書いたら「蛇足」になってしまう……というくらいに。)
 
もっとも「夢の降る島」については、実は4話構成のオムニバスの1話目が完結したという形なので、厳密に言うと「完結」とは少し違うのかも知れませんが……。
 
(1話ごとに主人公が変わる形式のオムニバスを予定しているので、1話1話が違う話と言えば違う話ではあります。)
 
この2作は、内容もそれなりに壮大なので、その2作品を完結できているという事実は、それなりに能力を量る目安になるのではないかなぁ……などと勝手に思っています。
 
少なくとも「物語を完結させられる能力」があることは示せているのではないかと。
 
「物語を完結させられるかどうか」と「その結末が読者の望むものであるかどうか」はまた別物かとは思いますが、今のところは概ね好意的な反応をいただけています。
 
(「夢の降る島」に至っては、専門学校の授業課題にも使っていただいていますし。)

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