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本業の忙しさを語っておくのは、更新不可時のための防衛策

サイトにもよりますが、小説投稿サイトには「活動報告」や「近況ボード」という、作者が自由にコメントできるコーナーがあります。

また、そういったものが無くても、個人ブログを作って近況を報告することはできます。

自分は、そういう場で、ちょこちょこ「これから仕事(本業)が忙しくなりそうだ」といった報告をしているのですが…

これ、べつにリア充ぶりをアピールしているわけではありません

(…というか、地方民の残業代は法に引っかかりそうなレベルで低い上、実質的なサービス残業も相当あるので、そもそも「充実」どころの話ではないのですが…。)

もっと切実で重要な「意味」があります。

それは「仕事の忙しさによって、作品の更新に影響が出るかもしれない」ことを示唆する「前フリ」です。

以前の記事↓にも書きましたが、物書きの環境は十人十色で、誰もが執筆時間を充分に確保できるわけではありません

しかし、それを「全ての」読者が理解できているわけではないと思います。

投稿小説の世界はシビアで「毎日投稿は当たり前」のように言われることさえあります。

(それを肯定してしまうと、普通に「ブラック」ですよね…。これだけブラック企業が問題視されている現代で、誰もそこに疑問を抱かないのかと、闇を感じてしまうのですが…。)

たとえそれが、作者の「どうにもならない」事情のせいだったとしても、更新が遅れたり滞ったりすると、それだけで好感度を下げたり、離れていく読者も、いないとは限りません。

人の「事情」は、通常、他人には見えません。

相手を「思いやる」能力のある人なら、「向こうにも都合や事情があるだろうからな…」と考慮してくれるかも知れません。

しかし、現代人には、その能力がある人が減っているような気がします。

そもそも、能力の無いor低い人間に「見えない事情を察しろ」と期待すること自体、「不毛なこと」なのではないでしょうか?

そんな不確実な期待をするより、見えない事情を「見える化」して、「誰にでも分かる」ようにしてしまった方が良いとは思いませんか?

そもそも人は「異変があるのに、情報が無い原因が分からない事情が見えない)」ことを嫌います。

たとえば、通勤電車が急に止まって――にも関わらず、原因が何なのか分からない、運行会社が今何をしているのか、どれくらいをメドに動き出しそうなのか分からない…そんな状態だと、非常にストレスがかかるのではないでしょうか?

何の情報もなく連載がいきなりストップするのと、前もって事情を知っていて「こんな状態だと、そのうち更新が滞るかもな…」と予測していた上でストップするのとでは、読者の感情も全く違ったものになるのではないでしょうか?

そんなわけで、自分は連載作品の「近況」に、前もって「仕事が忙しくなりそう」という情報を載せています。

そんなことを言いつつ、結局は無理に調整して更新ペースを保ってしまうので、「オオカミ少年」的な感じになってしまっているのですが…😅

さらに言えば、こうして各所に情報を載せたところで、そういう「活動報告」やブログを見ない読者には、全く情報が伝わっていないとは思うのですが…

何もしないよりはマシかな、と…そんな気持ちで情報発信を続けています。



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