感想 機龍警察白骨街道 月村 了衛 突入班の3人がミャンマーまで行って犯罪者の引き取りに行くのですが、それが罠だった。このミャンマーでの死闘が楽しかった。
シリーズは、この後も続くような終わり方ですが、今のところ続編は出ていません。
今回は、ミャンマーが舞台。
例の三人のメンバーが一癖も二癖もあるミャンマー警察を同行し、犯罪者の受け取りに行くのですが、これが三人を殺害する罠だったという展開。
この死闘がメインシナリオなのですが、京都での敵倒しも同時進行で進みます。
こちらは、さほど話しとしては面白くはありません。
この巻の面白さは、三人の異邦人が日本警察という枠組みの中で戦うという前巻までのパターンとは違い
ミャンマーという異国で、それも日本人代表のような形で戦うことにある。
今までは箱庭の中で暴れていたような窮屈さがあったのだが
今回は、すべてから解放されたような、まるでアクション映画のように楽しかった。
三人の蓄積されてきた個性も見事に描かれていて
ミャンマー警察の面々の魅力的な人物像などもあって
なかなか楽しかったです。
それにしてもミャンマー政府も日本政府も腐っていましたね。
という姿警部の言葉が印象に残る。
2024 3 25
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