感想 キノの旅XVII the Beautiful World 時雨沢 恵一好きなシリーズなのですが、もう限界かもと思います。
質より量という感じになってますね。
新聞掲載分を入れたということで、いつもよりもページ数が多めです。
それはいいのですが、質は今いち。
下手な鉄砲数うちゃ当たるというのか、あたりもありました。
以下、ネタバレ注意!!
鉄道の国という話しはいい。
かつて強国だった国が5つに分断した。その一つが鉄道の国。領土は電車の中。
かつての国であった残りの四国に物資を運搬し流通の仕事で繁栄しており無くてはならない存在。
50年後かに開封してという先祖の手紙を開封すると、鉄道の仕事を辞めてという。
そんなことをしたら他の四国がなりたたなくなる。
それが先祖の狙い。
なのに、彼らは先祖の願いを無視し仕事を続ける
なんかいい話しでした。
時計の国も面白かった。
国民全員が時計を所有していて、それは時間を見るためではなくて、今まで生きてきた時間を見る時計。
時計なんて壊れることもあるよという矛盾はさておき
時間に縛られない生き方の豊かさとか、残り時間を意識することで人生と向き合うとかの考え方は共感できた。
全部で18話あります。
他にも、発想の豊かな話しが多々あるので、ある程度は楽しめます。
2023 8 5
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