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書評 仕事は楽しいかね? デイル・ドーテン  明日は、今日と違う自分になる!ってことです。

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生きる為に仕事をしています。
大抵の人間はそうです。
少し向上心のある人なら、ビジネス書とか読み
短期的、長期的な目標をたてて
人よりも努力し成功・・・とか思ってます。

じゃなくって、そんな枠を外して
明日は、今日と違った自分になるんだという話しが本書のモチーフでした。

みんなこう思ってます。

人生 とは、 くだらない こと が 一つ また 一つ と 続い て いく のでは ない。 一つ の くだらない こと が〈 何度 も〉 繰り返さ れ て いく の だ よ。
人々 は、 し たく も ない 仕事 を し、 同時に それ を 失う こと を 恐れ て いる ん だ
それを作者は、職業的スタグフレーションと呼んでいます。

最初の教えはこれです。

『試し て みる こと に 失敗 は ない』

職業的スタグフレーションを脱する方法は・・・

「僕 は これ まで、 仕事 上 の あらゆる 問題 は〈 情熱〉 が あれ ば 解決 する と 繰り返し て き た。 たしかに それ は そう な ん だ。 大好き な 仕事 を し て いる なら、 人 は 何 時間 働い ても 苦 に なら ない し、 問題 を 解決 する こと が 楽しく て しょうが ない って こと は、 創造 力 に 満ち て いる って こと だ し ね。 懸命 さと 創造 力 が あれ ば、 どんな こと も うまく いく。 だから、 みんな と 同じ アドバイス を 僕 も し て き た。『 大好き な こと を しろ!』 とね。

大好きなことをしろでした。
でも、その大好きがわかんない人が多い

それは、子供のころから・・・

計画 を 立てる こと に 依存 し すぎ てる。 僕 が〈 目標 の 弊害〉 と 呼ん で いる 状態 に 陥っ てる ん だ。

成功者はどうなんだ。

みんな、 人生 の ある 時点 で 仕事 に対する 目標 を 変え た 人 たち だ。

つまり、皆のやっていることをしていない人です。

僕 は この 先、 いま とは 違う 人間 に なっ て いこ う と 思っ て いる。 だけど、 いま から 五 年 後 に〈 どんな 人間 に〉 なっ て い たい か なんて わから ない し、〈 どんな 地位 に〉 つい て い たい か なんて こと は、 なおのこと わから ない よ」

目標を決めることは障害?

「人生 はめ いっぱい 跳び はね なきゃ!」
「目標 を 設定 する と、 自己 管理 が でき て いる よう な 気 が する もの だ ─ ─」

しかし・・・

「人生 は 進化 だ。 そして 進化 の 素晴らしい ところ は、 最終 的 に どこ に 行き着く か、 まったく わから ない ところ な ん だ」 きみ は、 最初 に 陸 に あがっ た 魚 は 長期 にわたる 目標 を 持っ て い た と 思う かね?

目標なんて枠を勝手に作るなということです。

成功 する 人 たち はね、 自分 が どこ へ 向かっ て いる か という こと は わかっ て ない ─ ─ ただ、 遊び 感覚 で いろいろ やっ て、 成り行き を 見守ろ う と 思っ て いる。 実 を いう と、 これ は 僕 の 大好き な 言葉 の 一つ な ん だ。 〝遊び 感覚 で いろいろ やっ て、 成り行き を 見守る〟

乱暴とも言える提言ですが、なるほどと腑に落ちる言葉です。

作者の真理はこれです。

 だから 僕 は、 たった 一つ しか 目標 を 持っ て い ない。 毎日 毎日、 違う 自分 に なる こと。 これ は〝 試す こと〟 を 続け なけれ ば なら ない という こと だ。

コーラーの逸話が楽しい。
薬局の親父ベンバートンが店員が薬を薄めて飲んでたのに気づく。
ここからがおもしろい。

  ペンバートン は、 興味 を そそら れ た。 水 で 割っ た その 頭痛 薬 を 飲ん で みる。 悪く ない。 もしかして、 ソーダ 水 を 入れ て シューッ と 泡 を 出し たら、 もっと いい 味 に なる の かも。 そして 彼 は ソーダ 水 を 加え、 コカ・コーラ という 名前 を つけ て 店 で 売る こと に し た。

アイデアはそこら中に転がっている。それをキャッチする柔軟性と、チャレンジする遊び心があるかどうかが成功者かそうでないかの分岐点なのだった。

この 日 以来、 私 が 何度 と なく 胸 の 中 で 繰り返し て き た 言葉 だ。 必要 は 発明 の 母 かも しれ ない。 だけど、 偶然 は 発明 の 父 な ん だ。

発見をどうするかが大切。

昔 は よく 人 に こう 聞い た もの だ、『 どんな こと を 考え て いる のかね』 いま じゃ こう 聞く」 何 を 試し て き た のかね。

試すことが大切。チャレンジする行動力が大切なのだ。

目標 に関する きみ の 問題 は、 世の中 は、 きみ の 目標 が 達成 さ れる まで、 じーっと 待っ て い たり し ない という こと だ よ。

とにかく動こう

他人 の 成功 を 真似 する 人 たち は 一つ ところ に 群がっ て、 しかも 小競り合い を する のに 忙しい もの だ から、 先導 者 に、 つまり 革新 者 に 追いつく こと が でき ない ん だ
きみ は 模範的 な 人 の 真似 を しよ う と する けど、 それ は ある 一つ の 道 を たどっ て ほか の みんな と 似 たり 寄っ たり の 考え に 行き着こ う と し て いる に すぎ ない。
小説 を 研究 し ても 小説家 に なれ ない よう に、 成功 を 研究 し ても 成功 は 手 に 入ら ない という 問題 が。 みんな、 成功 し た 人 の 右 に 倣え を しよ う と する けど、 成功 する という の はね、 右 に 倣え を し ない っていう こと な ん だ。

成功とは、右に倣えをしないことなんだ。

ピカソ の 絵 の 写真 を 切り抜い て コピー 機 にかけて も、 ピカソ には なれ ない、
模倣 の 代わり に 革新 を 心がけ、 昨日 と 違う 自分 に なろ う と 日々 努力 する なら、 きみ は 可能性 を 高める こと が できる。
 斬新 で 素晴らしい アイデア が 出 て くれ ば、 みんな が それ に 飛びつく。 だれ も 彼 もが だ。 そういう 人 たち 一人ひとり に 何 が 起き て いる と 思う? 彼ら はね、 他人 を 凌駕 する 人材 に なろ う と し て いる けど、 それ を 他人 と 同じ よう な 人間 に なる こと で 達成 しよ う と し て いる ん だ。

成功へのカギは・・・

成功 の ゲーム を する ため には、 人 は 懸命 に、 より 良く なろ う と、 つねに 違っ た 自分 を 目指さ なけれ ば なら ない。 それ は つまり、 たえず〝 試し〟 続け て いく こと なの だろ う、

たえず試し続けること。

〝適切 な 時〟 とか〝 完璧 な 機会〟 なんて もの は ない という こと。   これ は〈 この 場 で〉〈 ただちに〉 始める という こと だ。

はじめるのは今だ。

一 か 八 か のけ を し ない なら、 チャンス など 一つ も ない

失敗を恐れるな。挑み続けろ。

「ある 事柄 が 完璧 だ と 決め込ん で しまっ たら、 その 事柄 は それ 以上 よく なら ず、 ライバル に 追い抜か れる のを ただ 待つ だけ だ。 その 結果 言える のは ─ ─ 彼 の 言葉 を そのまま 繰り返す と ─ ─〝 完璧 とは、 ダメ に なる 過程 の 第一 段階〟 って こと だ」

常に変化し続けなければ勝ち続けることは無理だ。

たぶん、 試す という 喜び が ある から こそ、 僕 は 仕事 を 続け てる ん だろ う な

〝 ある べき 状態 より、 良く ある こと〟 な ん だ。

努力すれば報われるの・・・

もっと 多く の こと を しろ。 そう すれ ば うまく いく。 いや 実際、 この こと を 考え て ごらん。 それ こそ が 日本人 の シンプル な 戦略 な ん じゃ ない かな。
「この 空港 に いる 大方 の 人 は、 そんなふうに 生き て いる。 命 を 削る よう な 恐ろしい 競争 を し て、 だれ が 一番 多く 働い た か 見極めよ う と し てる ん だ」   彼 の 言葉 が 続く。 「この 競争 で だれ が 勝利 を 収める か?   だれ も。 これ は 全員 が 負ける ゲーム な ん だ。 そこで、 新しい ゲーム を する 必要 が ある」

新しいゲームとは試すという事。新しいものに挑むということ。

「きみ は たぶん 何 十 もの 素晴らしい アイデア に、 目 の 前 を 通り過ぎ させ て き て しまっ て いる と 思う よ。 新しい 考え を 受け入れる のは、 簡単 じゃ ない。 実際、 僕 たち の 文化 では、〝 一つ の こと に 集中 し て いる〟 のが よい とさ れ て いる し ね」 僕たち はね、 失敗 する のを 怖がり すぎ て、 それ が 宇宙 からの 贈り物 だって ことに 気づこ う と し ない ん だ。

大切なのは何か

スリーエム は、 心 を 開い て いる 大勢 の 社員 が、 優れ た アイデア に 巡り合う のを 待っ て いる ん だ。 気 に かけ なきゃ いけ ない のは、 気 恥ずかしい 思い を する こと じゃ ない。 素晴らしい チャンス を 見逃さ ない こと な ん だ よ

心を開き、チャンスを見逃さないこと

心肺蘇生術は、実は、患者を殺しかけた医者が偶然発見したことだった。

『〈 あらゆる こと〉 を しろ。 素晴らしい アイデア は、 どこ から やってくる か わから ない の だ から』
だれ だって、 後 から だっ たら、 何 だって 言える。 革新 という のは 簡単 そう に 見える もの な ん だ、 後 から 見れ ば ね。
肝 に 銘じ て おい て くれ。 売れ残っ た テント 用 の 帆布 を 使っ て 何 を す べき か 考え 続け て こそ、 リーバイス の ジーンズ を 思いつく こと が できる ん だ って こと を。

両面テープは、くっつき虫。オナモミがヒント。
リーバイスのジーンズは金鉱発掘者のニーズから、売れ残りのテント 用 の 帆布をすぼんに利用した。ウェンデーズのサラダ、破棄する予定のレタスの芯がヒント。

仕事 に関して やっ て いる すべて の こと を リストアップ する こと。 あらゆる こと を 変える には、 まず〈 あらゆる こと〉 とは 何 か という リスト を つくる 必要 が ある

彼 は 問題 と 仲良く なり、 その 結果、 問題 は 問題 じゃ なく なっ た わけ だ

解決 策 という のは、 後 から 振り返っ て みれ ば、 簡単 に 見つけ られ そう に 思える もの だ って こと を。


覚え て おい て くれ。 〝試す こと は 簡単 だ が、 変える のは 難しい〟 という こと を。
「困難 という のは、 一つひとつ が 実地 演習 を 始める 合図 だ。 試す こと は、 一つひとつ が 世の中 への 問いかけ だ。 答え という のは、 一つひとつ が 旅 だ。 旅程 の 計画 は 人生 に 任せ て おけ ば いい。 きみ の 仕事 は、 光 を 集める こと と カメラ を 持っ て いく こと な ん だ から」

試すことは世の中への問いかけだ。


「やり方 を 知っ て いれ ば、 新しい アイデア なんて すぐ に 生み出せる って こと です ね」 「そう。 じゃあ、 新しい アイデア の 源泉 は 何 だろ う?」 「古い アイデア です」 「その とおり。 新しい アイデア という のは、 新しい 場所 に 置か れ た 古い アイデア な ん だ。

アリはボクシングにプロレスのパフォーマンスを導入し人気者になった。

アイデア を 結びつけ 直す のは 楽しい って こと を きみ に 教え たかっ た
きみ が やる べき こと はね、 活用 しよ う と 思う こと は どんな もの でも 活用 する こと、 そして 拝借 でき そう な アイデア を あちこち 探す こと な ん だ よ」
アイデア が、 ほか の アイデア を 引き寄せる という こと も 忘れ ない で ほしい。

とてもおもしろい本でした。

2021 3/9






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