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書評 強運の神様は朝が好き 早川勝   ベストセラー作家早川さんの自己啓発小説。著者の考えが凝縮されていてお得です。

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早川さんというと、『死ぬ気で働いたあとの世界を君は見たくないのか?』
などの「死ぬ気・・・」シリーズというベストセラーがあります。
自己啓発本の世界では有名な人です。

本書は、小説版なので読みやすい。
ただし、小説としては?です。
雰囲気は、「夢をかなえるゾウ」に似ています。

海野というアル中の才能はあるが不運なサラリーマンが
色んな神様たちに助けられて自己変革していく話しです

どんな教えがあるのかというと・・・
一部ネタバレ・・・。

運のいいリーダーは悪い結果を受け入れる覚悟があるが、運の悪いリーダーはいい結果しか受け入れることができない。

このリーダー論は耳が痛い。
「何でいつも僕ばっかり・・・」、責任を他人のせいにしても始まらない。災い転じて福となすにしなければならない。
「誰が悪いのか」でなく「どうすればうまくいくのか」を考える。
この考え方は、とても参考になった。

他人を大切にしない人は、自分も大切にしてない。

自己中心的な行動は、結局、自分のためにならない。
本書では、献血などの話しを使っていた。

自分の幸せを求めない人が、人に幸せを与えようだなんて間違っている。

お金を稼いで使うということが最高の社会貢献。
なるほど、これはビジネスマンらしい発想。
他人のことばかり考えるボランティア精神も大切だが
自分のことも大切にしようというものです。

話しをまとめるとチープになるが、実際に読むと ずしん と腹に落ちてきます。
ここで語られている教訓。
かなりいいですよ。


2020 7/23





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