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書評 ビビる大木渋沢栄一を語る ビビる大木  前半の人物の紹介は参考になるが、後半の名言の解説はビビる度が強すぎて渋沢色が消えてしまっています。






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大河ドラマの主人公渋沢栄一を、お笑い芸人の中間管理職ビビる大木が解説
同郷の先輩らしい。

内容はわかりやすく中学生でも読めます。
前半の渋沢栄一の紹介のパートは、まとめサイトみたいな感じだが
大切なところをきちんと押さえていたので参考になりますし
楽しかったです。ここだけでも読む価値あり。

後半の渋沢栄一名言の解説ですが・・・
ビビる度が強すぎて、うんざり、渋沢色が薄くて何が何やらです。
ビビるの雑談・・・でしょうね。
読む価値ほとんどなしです。

渋沢さんの名言では、これが好きです。

人の本質を見抜くには、視て、観て、察することだ。

この後に続く、ビビるさんの自慢の入った解説はまったく胸に響かなかったけどね。

毎日、新しい何かを探そう

ビビるさんの話しはタクシーを使わない話しになるんだけど、どうでもいいですよ。
この言葉、松下幸之助さんも同じような言葉を言ってますね。

志が立派なだけでは、世間は信用しない。やはり行動である。

堀江さんの多動力の原点か。

格差がない社会は元気がない社会である。

このことについて、ビビる氏は、はじめて僕にそうそうと思わせた。

ぬるま湯に浸かっていると、それで結局、温度がわからないので、そのうち茹だって死んでしまうことになる。

過度の格差はいけないが、全員がぬるま湯に浸かっている世界というのも、ゾッとするねという話しです。それだと皆、やる気なくして何もしなくなるよね。ある程度の格差は必要だけど差別はいけないと思います。頑張った人間が報われないと楽しくないです。

慣れることに、慣れてはいけない。

まんねりや惰性は最悪です。でも、大半の人はこれをしている。だから、同じところにいて、成長がないという議論です。

満足することは衰退の第一歩

経済に国境はない。だから、知恵と勉強で進むのだ。
資本主義の父らしい発言の数々ですね。
今でも十分に通用すると思います。

2021 3/14













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