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感想 脳釘怪談 朱雀門出  実話怪談ということらしい。とにかく怖い。怖いよ。

ダウンロード - 2022-02-27T093242.360

ホラー小説が面白い朱雀門出の実話ホラー
まず、その作品の数に驚く
50近くある。
1話は5分程度で読めるが、怖さがカルピスの原液みたいに凝縮されていて
とにかくゾッとした。

多いので印象に残った話しは、どうしても限られてくる。
最初と最後は、どうしても記憶に爪痕を残さざるおえない。

屋台の粥屋。美味である。成分を聞くと人間の魂だと店主は軽口を吐く
深夜、ホテルでノックの音が連打される
のぞき穴から見ると、そこにいたのは白装束の和装の男
「俺の魂を食ったやろーー」
ホテルだよ、深夜だよ、なのに実話だよ・・・・
ありえへんがゾッとしたわ

最後の話しは呪いの寺
驚きなのは、嫌いな孫を引率していくこと
その祖母の心の中のほうがホラーです

死人の食べ物は塩気がない
まずいハンバーグ
塩気がまったくない
店を出ると、そこは廃墟だった・・・

床下の仏壇がある呪われた家

床下に仏壇を置いている家は、家族で殺し合う。

とすると、こんなことをわざわざしたというのは、言い伝え通り、家族で殺し合うことを願っていると思える。それをした者は、Kさんを嫉んでいて、これはそのための呪具ではないか。


血プリンは一番怖かった。

血のプリン、ございます〟 と書いてあった。 それを見た瞬間、Wさんは、人が吐血するところと、それをプリン型に固めて取り出しているところが、映像として頭に浮かんだ。うわっ、厭だ、と思ったそのとき、店の奥から声がした。 「生霊につきまとわれとるじゃろ」 知らない女性の声だった。

怖かった。恐怖はエンタメです。
割り切れる方にはおすすめ。めっちゃ面白い。

2022 3 10




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