ー不安すぎる真夜中②ー(不安すぎる真夜中のつづき)
イライライライラ。
ベッドからはい出て、ケツをキュッとしめるも
立った瞬間、液状化した便が漏れるのが解る。
たくよー何なんだよ!と何度ベッドとトイレの
往復して、なんど思ったことか。
それでも原因を知りたいのと病院の診察日だった為、オムツをはき朝早くの満員電車に
必死で乗り込み病院へ。
担当医から言われた言葉は
「直腸術後症候群になってますね。」
え?ストーマつけててもなるの?
てなったが先生から話を聞くと、
どうやらなる人もいるみたいだ。
先生から色々話を聞くも難しいなぁて
つくつぐ思う。
ちんぷんかんぷん。
てなりながらも、この症状になってるなら
早くストーマをとる閉鎖手術をした方が良い事が
解った。
どうやら簡単に言うとストーマの腸を合わせると
肛門が2つあり、本来ならストーマに出るが、
あぶれてスキマから尻の方の肛門にでるらしい。
ストーマケアの先生も、それは早く手術した方がいいと私の腸が縮んだせいでストーマの穴に隙間ができ皮膚に便がつくせいで皮膚がただれてる
部分をケアしながら言っていた。
まぁ、閉鎖手術したら完全に何年も
便が急に出る事を我慢しなきゃならないが。
しかも、少し出てはまた出るという辛さ。
そのせいで、閉鎖手術をしてストーマを取った方でも約10%の方がストーマに戻す人がいると
聞かされた。
しかし、ストーマしててもコレと似た症状が出るなら早く前に進む為にもさっさと手術したほうが確かに良いに決まってる。
「内視鏡検査で見たら腸がちょっと狭いですが、ちゃんと繋がってるので閉鎖手術をする為、入院手術予約を今日していってください。他の医師に頼んでいますので...」
と担当医言われ、
すぐさま行くも衝撃を受けた。
「すみませんが、ガンや腫瘍の患者が多くて...閉鎖手術をまってる方が、かなり居て...
まだ予約ができない状況です。」
申し訳なさそうに、まだ若そうな女医さんが
言ったのだ。
へ?担当医が予約してと言われたんだが?
じゃあ、今ここに来た意味無いのでは?と
思ったがグッと堪えて、すぐさま疑問に思った事を聞く。
まぁ、コロナ禍でもあるし仕方ないしね。
「何月ごろに予約ができるとかもわからないですか?」
人数リストがあって順番に予約してるともさっき教えてくれたので、何月になるぐらいの入院になるぐらいは解るだろう。
目安ぐらいほしいものだ。
「すみません...全く今はわからないですね...」
お手上げじゃん!と心の中で私は匙を投げた。
【完】
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