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知財のおはなし

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さまざまな知的財産の話題です。海外で事務所をやっているので、外国知財のことも多いです。
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2021年2月の記事一覧

ほとんどの知財の権利には、キズがある!?

ほとんどの知財の権利には、キズがある!?

知財の権利を取った後に、すぐに警告状を送ったり、訴訟してはいけません。

かならず、準備が必要です。

多くの方は、知財を登録すると、もうその権利を使って、訴訟しようとか侵害警告書を出したいとかそういうの依頼にくる方が多くいらっしゃいます。

しかし、現実には、権利を取っただけでは、ご自分の権利を活用することはできません。

なぜなら、ほとんどの権利が傷を持っているからです、我々の業界では、傷を持

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お金を掛けずに、できる訴訟があります

お金を掛けずに、できる訴訟があります

まず、結論からですが、知財訴訟では、成功報酬制で訴訟を

行うことも可能です。

この点は、検討すべき課題だと思います。

一般的に、知財訴訟を起こそうとすると、裁判所へ支払う費用の他に、

弁護士や弁理士へ支払う費用も必要になります。

多くの方たちが、知財訴訟に二の足を踏んでしまうのが、

知財事件の特殊性もあるのですが、

訴訟費用が高額なところもあると思います。

高額なアメリカ知財訴訟ア

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知財コンサル VS 弁理士

知財コンサル VS 弁理士

みなさん、知財コンサルって、知っていますか?

知財コンサルは、論より結果が求められるお仕事です。

知財の業界は、弁理士試験の他に、

知的財産管理技能検定、

ビジネス著作権検定、

知的財産翻訳検定、

AIPE認定知的財産アナリスト

などの試験を受けた方たちがいます。

これらの資格では、できることと、できないことが、それぞれ違います。

知財コンサルは、特許申請書類の作成を主とする

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