2023夏公演終演ブログ

『熊』 演出:武井争
スーパー銭湯行きたい!!!
これはスーパーが銭湯にも行きたいにも掛かっていないスーパー銭湯という一単語です。あでもでも銭湯も常にスーパー行きたいです。あの、銭湯内にサウナとかクソデカ炭酸泉とかあるともうテンション高いし上がったあとの休憩スペースにこの世の全てが詰まってる(確信)
今回ちょっと急に演出をやることになって何をすればいいか分からない中でした。物覚え悪いこれに手取り足取り教えてくれた先輩方、及びこんな毛羽毛現のちんちくりんのためにあくせく働いてくれた後輩の皆には感謝してもしきれません。本当にありがとう。また次回あるかわかんないけどよろしくー!!!
余談ですが(今回はちゃんと余談)
このブログって誰宛に書いてるのかさっぱりわからないんよな多分歴史記述的な意味合い強いから様子とか書くのがいいのかな。演出の意味とか書いちゃうの野暮ったいし自信ないからしたくないんよな。
目次(今回3人分だから手短に(そんな書くことない))
1.熊の解釈について
2.音楽
3.演技

1.熊の解釈について
今回もうめちゃくちゃにいい古典やらしてもろたんですけどね、所見見て思ったのは「うへぇなんでそうなるかなぁ」ってところなんですね。いや、これはチェーホフもそう思うだろ多分。???「うん」ほらチェーホフもそう言ってる。思うに愛に至る人間の非合理性というとキモいですが、予測不可能であることを大きな流れとして表してると思ってます。その流れを意識して中盤以降は作ってます。そうした人間の本来抱える不合理を勢いよく笑い飛ばす、それらを全て肯定する作品になればいいのかなと思います。

2.音楽
冒頭で流した音楽は今でも色んなところで流れてきます、メリーホプキンの「悲しき天使たち」です。実は元々ロシア民謡の「ダローガイ・ドリーンナィユ」をかのポールマッカートニーがアメリカに紹介した歌です。こっちの民謡の方を聞いてみると面白いんですが曲の速度がむちゃくちゃ早くなる。いやかっこいい。これを冒頭に持ってきたのは導入が寂しかったのもそうですがこの後の話の急展開、加速を示しておきたいなぁーというささやかなヒントになってます。あと普通にだいちゅきだからです(多分一番でかい)。熊は飛ばして最後の曲です、スカパラです。そもそもブラスバンドの陽気な曲を探してたんですが序盤から飛ばしてくれる勢いのある曲になりました。ドラマのエンディングみたいできれいに収まったのかなと思います。

3.演技
皆各々に個性的な役を僕の指示の足りない部分も含め頑張ってくれたおかげで今回無事に成功したのかなと思います。僕の考えている印象とはかなり離れた人物像を、皆登場人物に持っていて、それを伝えるのは想像以上に難しい作業でした。多分ここが一番僕の改善点なんだと思います…

以上です。次回もまた機会があればやりたいとも思うのでこの経験を糧に今後も頑張ります…

『余儀なく悲劇役者』 演出:中谷琴葉
半月ぶりですね。
先日の夏公演で
「余儀なく悲劇役者」演出 中谷琴葉
「プロポーズ」キャスト 松原すみれ
宣伝美術 銀山菜々子
を務めさせていただきました、藤田愛美です。
新幹線の中で書いています。

地元の福井県に帰省していました。
そうだ、みなさんご存知ですか?
あと半年で福井に新幹線🚅が開通します✨
着々と新幹線乗り場が完成されつつありました。
ほへーって感じです。
今乗ってる東海道新幹線も、もしかしたら乗り納めかも……

さて、終演ブログを書かせていただきます。
座組みの皆さん、約2ヶ月間お疲れ様でした。
短い期間で本当によくやってくれました。

まずは、私が演出を務めた「余儀なく悲劇役者」のキャストたちに。

ざわそー
あれだけの長台詞(A4約3ページ分)を覚えて堂々と舞台に立てていたこと、本当に感心しました。ざわそーが稽古場にいてくれたおかげで私も黄ピクミンも後輩にいいところを見せようと頑張れました。

黄ピクミン/アップル本社
ムラーシュキンお疲れ様でした。熊の演出と兼任で、どの稽古場も本格的に始動してからだいぶハードスケジュールだったと思います。TakiFesから2ヶ月間、本当によくやってくれました。

中川
TakiFesお疲れ様でした。演出としての私はかなり頼りなかったと思います。それでも無事に舞台を終えることができたのはあなたのおかげです。学ぶ機会をいただけて感謝しています。

「プロポーズ」の稽古場は、馴染みのメンバーでしたね。自然体でいられました。貝沢界さん、初めての演出お疲れ様でした。キャストが全員年上で気苦労が多かったと思います。三浦滉平さんと天聖さん、お二人の演技から学ぶことがたくさんありました。一緒に舞台に立てて良かったです。

「熊」の皆さんもお疲れ様でした。私が稽古場に遊びに行ったときも暖かく迎えてくれて嬉しかったです。演技に関しては演出が褒めると思うのでそちらをお読みください。

スタッフの皆さんもありがとうございました。準備時間が短かい中、本当によくやってくれました。東工大のテスト期間とも丸かぶりでしたね。テスト勉強の合間に仕事をこなしてくれてたんですよね。本当に感謝しかないです。お疲れ様でした。

夏公演中は演出とキャストとスタッフの仕事をいただいて、忙しくも充実した時間を過ごしました。今まで気付けなかった自分の未熟さを知ることができた貴重な経験をさせていただきました。本当にお世話になりました。

またお会いできる日まで
中谷琴葉

『プロポーズ』 演出:貝沢界
僕が演出として、特にこれと言って書くことが無いことを初めに言っておきたい。

「プロポーズ」は他二作品に比べて極端に演出らしい演出が少なかった。

音響無し、照明ワンパターン、役者に指示した動きは片手で数える程度しかない。

実際これはサボったわけではなく、自分がこの脚本を読んだ時に音響や照明の工夫を思いつかなかったからで、むしろ無い方が良いと考えたからである。

ということで結果的に「プロポーズ」本公演では役者の演技をじっくり味わせる演出になった。怒号や泣き声がTaki Plaza中に響き渡り、アドリブが随所に散りばめられ、ハプニングはかえって演技の幅を広げた。

これを可能にしたのは役者3人それぞれの器用さと大胆さに他ならない。

この「プロポーズ」が味気ない代物にとどまってしまうのでは無いかという不安を一掃し、むしろ人間味と人間関係のガタつきをしっかりと表現する上質な滑稽劇に仕上げた役者の先輩方には感謝してもし切れない。

また、稽古日程を精密に調整したH氏、宣伝や制作に携わったM氏やH氏、舞台美術を手伝ってくださったH氏、衣装を揃えてくださったK氏、きっと影で見守ってくれていたはずのN氏、その他全ての関係者に感謝して、終演ブログを終了する。

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