得意なことの探し方
ぽぽさんは絵を描くことが大好き。朝、学校の日は寝起きが悪いのだが、私がまだご飯の準備をしていると、朝寝ぼけたまま絵を描き始める。
「え、その状態で描くの?」と思うくらい寝ぼけているけど、さっと書き始める。
マイペースな娘が別人になる
マイペースでなんでもゆっくりしている娘だが、絵を描くときだけは、すごく機敏だ。
例えば、宿題を始めるときは、宿題プリントをテーブルに持ってきて、「あ、鉛筆」と鉛筆を取りに行き、あ、消しゴム…とやっている。
気が進まないのがすぐにわかる。
だが、絵を描くときは、さっと自由帳とペン立てを準備して速攻書き始める。
そして、1時間くらい普通に集中して書き続ける。
これが毎日続く。絵を描かない日は高熱で寝込んだ日以外はない。
自分は料理をしながら、ちらちら絵を描いているぽぽさんを観察するのだが、すごい集中力だ。
鉛筆やマーカーが止まることがない。1枚書いたらすぐに次のページをめくるぽぽさん。
物語を作るのが好きで、最近では、漫画に興味があるようだ。
普段の学校に行く準備をグダグダやっているぽぽさんとはまるで別人だ。
言葉よりも「行動」が鍵
親であれば、
「子供の才能を伸ばしてあげたい」
「将来困らないように何かできるようにしてあげないと…」
と毎日のように考えるだろう。
そんなときに問題となってくるのが、「何に力を入れるか」だ。
時間が無限にあるわけではないから、やれることは限られてくる。
そして力を入れたいことが見つかった場合、多くは習い事として始めることが多い。
かくいう、ぽぽさんもダンスを習っている。
運動不足解消のために始めたダンスだが、ぽぽさんは、よく「ダンスは楽しい、好き」と言う。
だが、その言葉と裏腹に家でダンスを練習することはほとんどない。
たまに、「練習してみたら?」と声をかけてみるのが、1回さらっと踊って終わり~といった具合。
この場合、楽しいのはダンスそのものよりも「ダンス教室で先生や他のお友達とダンスをすること」なのかもしれない。
特に小学生くらいだと語彙のレパートリーが少なく、言葉がつたないことも多い。
子供の言葉だけで解釈すると、ちょっとずれた方向に進むことにもなりかねない。
ぽぽさんの例でいえば、
ダンスが好き→「じゃぁ、家で毎日ダンスを一人きりで鬼練させよう」
といった具合に。
そんなとき役立つのが、言葉ではなく「行動」だ。
自然と続けられることは得意なこと
大人だって「これをやろう」と思ってから行動に移すまで、重い腰が上がらない経験は誰もがあるはずだ。
つまり、行動までたどり着いていることは、それに対してものすごく熱量がある、もしくは、そんなにエンジンをふかさなくても楽にやれてしまうこと、と言える。
楽にやれることは、あまり労力をかけなくても成果を出せること、すなわち得意なことだ。
自然と続けられていることや当たり前にできていることをじっくり観察してみよう。
自分自身の当たり前をみつけるのはちょっと大変だが、子供のこととなれば親は毎日観察しているので、いくつか頭に浮かぶものもあるだろう。
得意なことを見つけられれば、この先も続けられる環境を作ってあげるだけだ。
得意なことを続ければ続けるほど、将来、仕事に困ることはないだろうと思う。
今日のママの学び
子供が自然と続けられていることや当たり前にできていることに注目。
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