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ざっくりした筋腫の歴史 その3

普通はピルを飲み始めると出血していても2日ほどで止まるのだが、
1週間たっても止まらない。
2週間たっても止まらない。
クリニックで相談し、血を止めるための薬を併用してやっと出血終了。

ほっとしたのもつかの間、
先生に「そろそろ筋腫の手術をした方がいいと思う」と言われてしまう。
しかも、筋腫は何十個もあるそうな。
子宮筋腫というと1つがすごく大きくなるイメージがあるが、
小さくて山ほどできるパターンがあることを知る。

そのクリニックでは手術ができないということで、
別の病院を紹介され、その総合病院で手術を受けることになる。

その病院は新棟建設&旧棟リフォームなどしており、
そのせいで少ない病室に多めに詰めておりますという状況だった。
普通は婦人科で入院すると婦人科の人と同室になるが、
その時はいろいろな病気の方がいらして、
手術前日は夜通しうめく人の声で朝まで眠れなかった。

今度の手術は腹腔鏡手術。
お腹に2㎝程度の穴を2ヵ所開けて、そこから筋腫を取り出す。
手術は順調に終わり、目が覚めた私に主治医は
「痛み止め出しておくから、痛くなったら追加してもらって」と言った。
その夜、猛烈に痛くなり、ナースコールを押す。
「ものすごく痛いので、痛み止めをお願いします」
「そんな指示は出てないのでダメです」
マジか。
ということで、その日は私が夜通しうめく人に。
同室の皆様、その節はすみません。

翌朝、息も絶え絶えの私の診察に来た主治医は
「そんなに痛かったなら痛み止め頼めばよかったのに」
「お願いしたけど指示が出ていないと」
「ほんとに?おかしいなー。じゃ、今日退院ね」
マジか。(2回目)

いろいろな意味でスパルタな病院を早々に退院し、実家で1週間療養した。

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