音泉たまご

”どこかの誰か”が言っても届かない言葉を身近な存在から。 好きな音楽を語ったり、有意義…

音泉たまご

”どこかの誰か”が言っても届かない言葉を身近な存在から。 好きな音楽を語ったり、有意義な学びを提供したり。 気まぐれに言葉にしたり、しなかったりする・・・予感。 ※学術的な論拠に基づきつつ、字数や読みやすさを優先して参考文献は基本的に省略して文体を緩くする方針です

最近の記事

Cという異性の親友の話

喜嶋先生の静かな世界という本を読んだ。 色々と思うことがあったが、なんというか、こういう文章をこの世に遺したいと思った。 それと同時期に、恋愛や人間関係に苦しむ声を短期間で沢山聞いた。(まあ今はそういう季節ではあるよね。) どんな声をかけられるか考えていた時に、ある親友のことが思い浮かんできた。 🥚とCはよくカップルだと勘違いされる。 いや、はたから見ると、もはや熟年夫婦にしか見えないと思う。 いわゆる男女の一線を越えるようなことや、異性とのスキンシップ以外のことは大体

    • コロナと5類と規制緩和と。最近のライブシーン、何か変じゃない?

      はじめに コロナの扱いが2類から5類に変わり、3年かけて少しずつ前進してきたロックシーンの規制緩和が一気に進んだ。今や声出しは当然だし、ダイブモッシュも論争が再燃するぐらいには帰ってきた。ライブ好きとしては嬉しいものだ。 一方で、どうやらビバラを中心に、規制緩和を進めたGWの大型フェスでどでかいクラスターが多発したようで、TLにコロナ感染を報告するツイートや、ライブ会場の感染対策を不安に思うツイートが大量に流れているのもまた事実。 それで、感染した人の発言を見て気になった

      • AliA全通体験記①:全通は沼

        来た。ついに来てしまった。 AliAがツアーをやるぞおおお!!!!!! FANFAREで発表→公式に発表→twitterで界隈の人たち大盛り上がり そんな流れが懐かしいぞおおおおお!!!!!! でだ、TLを見てると全通したいけどどうなんだ?みたいな声が多く見られたわけで。 全通した前回のMeのツアーからもうすぐ1年でもあるし、せっかくなら思い出せる範囲でその記録を綴ってみようと思う。 どれだけ使えるかはしらんけど、活かせる範囲で計画を立てる参考にしてくだせえ。 全通は

        • 卒論を再定位したい

          論文を書くということ最初に前提というか、背景を共有したい。 論文や研究のあり方は学問分野によって違うし、先生によって方法論も異なる。そのうえで、自分の関わる人文・社会学系の分野を念頭において書く。 個人差こそあるが、論文は概ね以下のような構成で書かれる。 ①問題提起&関心の在り処を示す ②先行研究や事例の整理、紹介 ③データ ④考察や主張 ⑤まとめ ①②ではその研究の意義や面白さを伝えることが大事になる。 というのも、研究は「こんなことを考えました!」だけだと成り立たな

        Cという異性の親友の話

          阪神淡路大震災以前に浸透していた関西安全神話-ものごとを”感覚”で考えることのリスク-

          震度7の大地震1995年1月17日、観測史上初めて震度7の揺れを記録した兵庫県南部地震は、約6400人の死者を出した阪神・淡路大震災を引き起こした。 震度7の地震はその後、新潟中越地震(2004年)、東北地方太平洋沖地震(2011年)、熊本地震(2016年)、北海道胆振東部地震(2018年)で計測されているが、それなりに大きな地震が頻発している日本でも数えるほどしか発生していないと考えると、その凄さが伝わるのではないかと思う。 関西安全神話を取り上げようと思った背景には自分

          阪神淡路大震災以前に浸透していた関西安全神話-ものごとを”感覚”で考えることのリスク-

          最近炎上していた、「学歴中心の履歴書から経験中心の履歴書へ」問題について思うこと

          事の背景先日、「学歴中心の履歴書から経験中心の履歴書へ」という主張がSNS上で拡散されて大炎上した。個人的にはどうせ一部分が切り取られた話でしょ?と思い、ある程度は流し見しつつ、経験が重視されることによる貧富の格差の再生産の危険性を主張する意見には共感しながら、TLに流れてくるツイートを見ていた。 経済的に恵まれた環境に生まれなければできない、経験や経歴を持つ人物の発言だからこそ、批判の矛先になったのは間違いないと思う。 少し調べてみると当該の映像が見つかったのでここにも載

          最近炎上していた、「学歴中心の履歴書から経験中心の履歴書へ」問題について思うこと

          ”どこかの誰か”が言っても届かない言葉を身近な存在から。

          たかが趣味のつながり、されど人とのつながり 音楽垢を作って1年半が過ぎた。 ”音泉たまご”を名乗り始めて1年が経とうとしている。 あの出来事がなかったらここにはいなかったと思う分岐点は山ほどあるが、こんなに大切な仲間や友達が沢山できるとは思ってもいなかった。 Twitterは長年やっていた。でも、アカウントを分けるのが苦手で、幾度となく趣味垢を作っては消えていった。このアカウントも余ってしまったAliAのチケットの引き取り手を探そうと作ったのが始まりだった。コロナ禍でライ

          ”どこかの誰か”が言っても届かない言葉を身近な存在から。