見出し画像

【ある数学者が選ぶ】南野陽子さん個人的オススメの5曲

【ある数学者が選ぶ】南野陽子さん個人的オススメの5曲

こんにちは!

私は 90年代に音楽に目ざめましたので、

この音楽ブログでは、わりと 90年代以降のバンドを紹介することが多かったのですが、

80年代にも、とてもよく聴いていた音楽があります。

あれはまだ私が高校生の頃、

部屋で数学をやりながら、南野陽子さんや谷山浩子さんの曲をよく聴いていました。

特に音楽にこだわりがなかったので、

手もとにある南野陽子さんや谷山浩子さんのアルバムをひたすら聴きながら、数学をやっていたのです。

というわけで、

私が数学を専門にしたいと思い、

激しく数学の修業に励んでいた頃によく聴いていた南野陽子さんのオススメの曲を、
今回はご紹介させていただきます。

(谷山浩子さんの音楽もまた別の機会にご紹介させていただきますね)

では、、

これまでバンドものばかり紹介してきた私ですが、今まで封印していた南野陽子さんの曲への「想い」を開放させていただき、、

ズバリ直球勝負でレコメンドさせていただきます!

というわけで、

私からのオススメの曲、

1曲目は「秋のIndication」。

南野陽子さんといえば人気アイドルというイメージが強いですが、

この曲のような、季節感のある哀愁ただよう曲が似合うのです!

アイドルという先入観は捨てて、南野陽子さんの曲をぜひじっくり聴いてほしい。

そういえば、、

Indication ってどうゆう意味だろう?

当時、高校生だった私は、「Indication」という単語を英和辞典で調べました。

すると、「兆候、ほのめかし」などとありました。

なるほど、秋をほのめかす気配を感じる、というテーマの曲。

何て繊細なテーマなのでしょう!

令和の今、この曲を改めて聴くと、このような繊細な感性を日本人は忘れているのではないか?  とさえ思えます。

ネットの発達、SNS の普及により、欧米型の文化がドバーッと入ってきている今日このごろ。

SNS では激しく相手を批判してバトルをしたり、もしくは、必要以上に自分を大きく見せて、オラオラとアピールしたり、、

謙虚さや繊細さが失われているように感じました。

この曲の出だしの歌詞は次の通りです。

木の葉が色を変える
風の中を旅してます
いつもの髪のリボン
どこか違う 揺れているシルエット

なんて詩的な歌詞でしょう!

こんな歌詞をメロディーにのせて歌われると、秋らしさに包まれるのです。

それでは、お聴きください…

〈 秋のIndication,  南野陽子 〉


ちなみに、、

「秋のIndication」とまったく同じメロディーで、歌詞が違う「カナリア」という曲がアルバム曲としてあります。

メロディーが同じなのに、歌詞が違うので、聴いていて不思議な気持ちになります。

こちらも、考えさせられる歌詞で印象的な曲です。

私も自由なカナリアでありたい。

それでは、こちらもぜひどうぞ。

〈 カナリア,  南野陽子 〉


次に、2曲目は「涙はどこへいったの」。

ある程度、人気が安定していた頃のシングルです。

当時、ユニークなタイトルだなぁと思いました。

「涙」とあるように別れをテーマとした曲なのですが、
湿っぽくならずに、ポップなサビを南野陽子さんが歌い上げるのです。

ポップでメロディアスで、つい口ずさみたくなるような曲です。

サビは次のような歌詞

涙はどこへいったの
ねぇ 見つめあう二人の 頬にこぼれた

涙はどこへいったの
もう帰れない二人は
恋人にも 友達にも

「恋人」か?「友達」か?

この選択って、昭和の恋愛文化ではないでしょうか。

このラインでみんな悩むのです。

そういえば、

「友達以上、恋人未満」

という言葉もこの時代に流行りましたよね。

今聴くと、当時のそんな恋愛文化を思い出して、懐かしい気持ちになります。

それでは、どうぞ。


〈 涙はどこへいったの,  南野陽子 〉


3曲目は「接近 (アプローチ)」。

比較的、初期の曲なんですが、私、この曲がめちゃくちゃ好きなんです!

イントロのリズミカルな木琴、哀愁ただようサウンド、せつない歌詞。

とっても素敵な曲です。

最初に書いたように、私は高校生の頃、

もくもくと数学をやりながら南野陽子さんのアルバムを聴いていたのですが、
この曲がかかると、数学へのテンションがあがりました!

(もちろん、南野陽子さんの曲はどの曲も好きなんですが)

歌詞は、女友達の彼氏にアプローチする内容。

コンプライアンスが広くいわれ、草食系のような恋愛も目立つ令和の時代に改めてこの歌詞を見ると、

主人公の女性が友達の彼氏に積極的にアプローチしていく様子が、とても新鮮です!

しかも、直球じゃなくて変化球というか、

「意味もないのにジッと見つめたり はぐらかしたり」

というアプローチの方法。

まさに女性性全開ですよね!

今の時代、男女を区別してはいけない! ということで、女性性という言葉さえ、あまり使うべきでないという空気感があります。

忘れてしまっていた昭和の感性を、私はこの曲で思い出しました。


〈 接近 (アプローチ),  南野陽子 〉


4曲目は「秋からも、そばにいて」。

イントロの重厚感あるオルガンが流れてきただけで、もうゾクゾクします!

南野陽子さんの秋の曲といえば、「秋のIndication」と「秋からも、そばにいて」。

どちらもいい曲なので、どっちかだけに選べない!!

南野陽子さんはこのような季節感あふれる楽曲がすごく似合うのです!

「秋」をテーマにしているだけに、どちらも詩的な雰囲気がただよいますが、

しいていうなら、

「秋のIndication」はより詩的な雰囲気
「秋からも、そばにいて」は恋愛模様

そんな違いがあります。

「秋からも、そばにいて」の歌詞は、男女のグループで遊びに行く中にも、彼との恋愛模様を描いていて、 

当時の恋愛の様子がよく分かり、私などは懐かしくも、清々しい気持ちになります。

そう、グループ恋愛!

今となっては懐かしい響き。

今は SNS でパッと出会って、付き合うのかもしれませんね。

それでは、どうぞ。


〈 秋からも、そばにいて,  南野陽子 〉


最後の5曲目は「話しかけたかった」。

やはりこの曲は、はずせない!

南野陽子さんはデビュー当時から高い人気を誇り、保っていましたが、

この曲は音楽的な意味では、初期のひとつの頂点を表しているのではないでしょうか。

私が男友達に連れられて、名古屋に南野陽子さんのコンサートを観にいったとき、アンコールでこの曲を歌われていました。

南野陽子さんは観客席に手を振りながら歌われていました。

男友達は感動が凄まじく、深く情緒を揺れ動かされていたようでした。

新緑が清々しい5月の曲。
季節感があります。

この曲は Bメロからサビへとつながる、流れがグッときます。

最後の Bメロからサビへの歌詞は次の通りです。

この曲の影響で、ポニーテールの女性が好きな人もいるのではないでしょうか。

雨やどり 本屋の前
通りすぎた彼とポニーテール

駆け寄って 話しかけたかった
でも出来なかった 今日まで いちども

遠くで 思うだけだった
心で時間を止めてたの

それでは、どうぞ。

〈 話しかけたかった,  南野陽子 〉


コンサートで歌われている様子の動画もあります。

うん。

私が名古屋で行ったコンサートも、こんな感じでした!

南野陽子さんと観客の一体感がハンパない。

この曲の素晴らしさを感じます。

コンサート動画もぜひご覧ください!

〈話しかけたかった (コンサート), 南野陽子〉


というわけで、

南野陽子さんオススメの5曲ということで、いかがでしたか?

というか、

個人的なオススメ曲といいながら、、

スタンダードな有名な曲ばかりになってしまいました!

やはりナンノさんのシングル曲は気合いが入っていて、すごくいいんです!

しかも、

いい曲がたくさんある南野陽子さんの曲の中から、たった5曲を選ぶなんてできない!!

そんなわけで、

また機会があれば、今度はアルバムの曲も交えながら、南野陽子さんの曲をさらにご紹介させていただきたいと思います。

それではまた!


■ 執筆者 : 松岡 学  ( 数学者 ) 

■ 音楽のかからない音楽番組

ラジオ風 you tube番組の『音楽のかからない音楽番組』。

番組ではジャンルを問わず、琴線に触れた音楽をお届けしています。

このときの配信では、80年代の音楽を中心に、南野陽子さん、時任三郎さんのことを語っています。

ぜひお聴きください!

〈 音楽のかからない音楽番組 〉



■ 電子書籍が出版されました!

この春、桜からハナミズキに移り変わる季節に、電子書籍が出版されました!

私が季節感に敏感なのは、南野陽子さんの曲の影響でしょうか。

大切なパートナーと幸せになれるような、
アドラー心理学のエッセンスを詰め込んだ電子書籍です。

タイトルは、

『キララな恋愛や結婚生活を送るエッセンス 〜大切な人と幸せになるアドラー心理学〜』

 
恋愛・結婚 × アドラー心理学

そんなテーマでお届けしています。
電子書籍は、こちらから。

あなたがキララな人生を送れますように。



■ X ( 旧 twitter )


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?