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人は何に価値を感じるのか

皆さんこんにちは!
梅雨が明けて30度越えの日々が続いていますが皆さん無事ですか?
毎日の通勤で30分近く歩く私はもう溶けてしまいそうです...

つい先日、半年ぶりくらいにオーケストラの演奏会へ行ってきました。
音楽の持つパワーと生演奏だからこそ感じる価値に改めて気づかされたのでその思いをここに綴りたいと思います。

・コロナ禍での音楽の在り方・
コロナウイルスにより音楽業界も深刻な影響を受けています。
そもそも演奏会はコンサートホールで何百、何千とお客さんを入れて行われ、演奏者同士の距離も近くいわば‘’密‘’の環境になるもの…

当然、緊急事態宣言を受けてからはほぼすべての演奏会が中止となり、生演奏の場はなくなりました。そこで多くの音楽家がリモートで演奏を収録しそれぞれの音を編集でつなぎ合わせ、オンライン上で音楽を発信するスタイルを多く見かけるようになりました。それにより、直接コンサートホールに足を運ばなくても手軽に音楽を楽しめるようになり、より多くの人に見てもらえるようにもなりました。6月・7月くらいからは無観客でコンサートホールでの演奏会を生配信するプロオーケストラも多く見かけるようになりました。

・半年ぶりの生演奏を聴いて感じたこと・
8月4日にミューザ川崎で行われた新日本フィルハーモニー交響楽団×久石譲さんの演奏会へ行ってきました。シンフォニーホールは通常2千人近くのキャパで4階席まである大きなホールですが感染防止対策により客席の間隔を2、3席空けての使用でした。また奏者側でも対策がされており、弦楽器、打楽器奏者はマスクを着用での演奏でした。奏法的に口を使わないといっても、奏者同士や指揮者とは表情でのコミュニケーションも取り合うのでやりづらさが少なからずあるのではないかと思います。

私の座席はステージ上、二階席の前列だったので指揮者の表情から奏者の表情、動きまでほとんど見える個人的に凄く好きな席でした。

コンサートホールという場所の特別な空気感、チューニングの音を合図に段々とホール全体に広がっていく緊張感。
曲中で弦楽器が勢いよく一斉に楽譜をめくる音。息遣い。
奏でられる音楽に乗せて見えてくる指揮者・奏者たちの生き生きとした躍動感、眼差し。そしてなによりも、直接五感で感じることが出来る力強い音楽。
こういったことは生演奏だからこそ、感じることのできる感動であり音楽の価値だと感じました。コロナ禍により様々なことがオンラインへ移行していますが、オフラインでしか得ることのできない感動や体験はより大切にされ、価値が上がっていくのではないかと感じています。

みなさんはどのような体験や瞬間に価値を感じますか?
コロナ禍により今までと変わりましたか?

『m+』鎭波真琴






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