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J.S.バッハ エピソード

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#教育

バッハ エピソード21 カリキュラムのシステム化

バッハ エピソード21 カリキュラムのシステム化

バッハはオルガニストになった20歳前後には弟子がいて、音楽家教育を始めていました。「もっとも傑出したオルガン奏者でありクラヴィーア奏者」と称されたバッハ。ワイマール時代には弟子が十数人になっていました。

弟子たちの人数も増えたので、バッハはしっかりとレッスンのカリキュラムをシステム化していました。

伝記作者のフォルケルによると、
最初の打鍵法が特徴的で、何ヶ月もの間、両手の全ての指の練習を1本

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バッハ エピソード32 父親の顔

バッハ エピソード32 父親の顔

以前、バッハの教育システムについて書かせていただきました。

教育についてはとても熱心で、弟子たちのために惜しげもなく自らの技術を注ぎ込んでいました。バッハにとって『人を育てる』ということは、自らが苦労した経験からも、とても大切なこととして捉えていたのではないかと思います。

さて、息子たちへの教育はどうだったのでしょう?

1. 《フリーデマンのためのクラヴィーア小曲集》1720年、バッハは一冊

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