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ZINE専門店で、ニッチでおもしろいZINEをたくさん見つけてきた。

先日、世田谷区にあるMOUNT ZINE様にお邪魔してきました。ZINEを専門に取り扱うショップで、店内には所狭しとZINEが並んでいます。ここで1月から6月までの半年間、私の作ったZINEも展示・販売していただいてます。今回はご挨拶も兼ねてお邪魔してきました。

ZINEとは?個人が発行した小冊子のこと。日本では特に同人誌よりもアート系なものが「ZINE」と呼ばれるよう。

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店内にはZINEがずらり。圧巻です。 ここにあるものすべて販売しているものというからすごいです。サンプルなので読み放題。気になるものをひたすら読みまくっていきます。

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もともとオタクなので同人誌とかは馴染みがあるのですが、こういうオサレなZINEの実物をみるのは初めて。同人誌とZINEの違いは?というと、同人誌よりアートっぽいものがZINEと呼ばれるみたいです。少部数ならではの手作り感や凝った装丁はなかなか同人誌でも珍しいので、そういう意味では変わった作品が多いのはZINEの方なのかなと思いました。

お店の方や作家さんとお話ししながら、気になるものをガッツリ買い物してきました。

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今回は、エッセイや散文など、文章系が気になったのでそれ中心に購入。でもオサレな写真集とかもあって、めちゃくちゃ迷いました。内容も本当にいろいろで、漫画もあるし文芸誌みたいなのもあるし、サークル誌みたいなのもあるし、なんだかそれぞれ全然違うジャンルのカオス感が面白かった。

今回買ったものを一部ご紹介。

【TOKYO SALARYMAN STANP ZINE】サラリーマンのおじさん達のスタンプ作品集です。これはもう表紙がかわいい。ポスターみたいな1枚の紙を折ってるだけのシンプルなZINE。でも、カラフルだし、かわいいです。何となく時折眺めたくなるなーと思い購入しました。

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【30代男女が、2年前のマッチングアプリの思い出を振り返る】これは完全にタイトル買い。男女の友人2人で、カフェで思い出話をした時の会話がそのまま書き起こされている対談ZINE。それぞれがマッチングアプリを通して出会った様々な人々の話や、その後のお付き合いに至るまでの話などが赤裸々に綴られている。あなたにもありませんか?カフェで隣に座ってる人の会話が面白かったことが。その雰囲気を味わえる何ともエモい一冊。

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【月夜の祈り】これは表紙に惹かれて手に取りました。見たらなんでも巫女子(ふじょし)という巫女活動をしている女性の人生観や考え方をインタビュー形式でまとめたZINEでした。霊感とか巫女とかには色々思うことはあるのですが、荒削りだけど魅力的で、言ってることも全然奇抜ではなく、むしろ割と真っ当だったのでおもしろかった。多分、インタビュー形式なのもよかった。巫女の方に一般人(講座の受講生さんらしい)があれこれと質問して対話していくことで、その人の考え方や生き方が現れてくる、という。ちょっと読みにくいし内輪の雰囲気があるけど、それもまた味だなと思える一冊。

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【コトバを眺めて】これは見た時から気になってたんだけど、作った人のエピソードで購入。なんでも5〜60代のどこぞの会社の社長さんが作っていて、会社の朝礼で話すことのネタを集めたものらしい。中身見ると短歌があったり、道行く人の会話の中のコトバであったり、歴史上の人物のコトバだったり。紙もわざと色んな紙に印刷してあって、それを和綴じで束ねてあって…なんだかこのめちゃくちゃアナログなかんじがいとをかし(趣き深い)ですよ。ミシン目が入っていて、切り取って栞としても使えるようになっているのもまたをかし。今回の一番のヒットかも知れない。

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他にもたくさんのZINEがありますので、気になる方はぜひ足を運んで見てください。通販もやっておられますが、自分の目で中身を見て購入するのが醍醐味だと思うので、ぜひ。


最後に拙作のご紹介も。

今回作ったのは【ビブリオマンシー】書物占いのZINEです。書物占いとは、本を使った簡単な占いで、質問をしてページを捲ると、そこには自分へのメッセージが書かれている…というある種のオラクル的な占いです。勿論、順番に読み進めてもいいですが、気軽に占ってみるものまた一興。購入特典として本物のタロットカードが入った「OMIKUJI」がついてます。

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ぜひ、お店で探してみてください。遠方の方は通販でも購入出来ますのでぜひご購入ください。









表現手法としての紙媒体がかなり好きなので、実際に実物を手にとって見られて良かったです。見ながら自分も「次はこうしよう」「こういうのおもしろいな」とか考えながら「もっと自由でいいんだな」と思いました。割とカッチリと本のつもりで書きましたが、もっとラフに気軽にエッセイとか、日々の思ったこととかをアウトプットする感覚で何冊も作っていくのがいいのかも。そうやって練習して発行を重ねて上達していけばいいのかなと思いましたね。思い立って一気に作ったような荒削りな魅力が好きでしたね。アウトサイダーアートやアール・ブリュット(生の芸術   正規の美術教育を受けていない人たちの作品)が好きなんだけど、それに近しい魅力がありましたね。パッション100%!みたいな。あと今回はニッチな方面のばかり買ってきたのですが、綺麗でクオリティ高いイラスト集や写真集もあったので、それも今度はじっくり見たいなぁ…。

自粛期間、自宅で過ごす時間も多いと思いますので、皆さまZINEを読んだり、あるいは自分でZINE作ってみるっていうのを新しい趣味にしてみてはどうでしょう?


MOUNT ZINE 様ありがとうございました&宜しくお願い致します。

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