見出し画像

どう転んでも成功するリーダーシップ論

前回は希死念慮についての記事を書きましたが、
そこでは
「希死念慮を感じている人は、もっといい人生を送りたいという欲が人一倍強い」
「その欲は世界を変えることのできる力である」

みたいなことを書きました。

今回のテーマは、
・欲をリーダーシップに変える方法
・欲を強くしていく方法
・どう転んでも成功するリーダーシップ論

参考にしているのは、USJの経営をV字回復させたことでお馴染みの
森岡毅さんの本「誰もが人を動かせる!」
こちらに勝手な解釈を加えながら書いていきます。


欲をリーダーシップに変える方法

◆内向きの欲と外向きの欲

まず最初に内向きの欲と外向きの欲について。
前回の記事で、書いたものをもう一度記載しておきます。

内向きの欲は、自分自身に向かう欲。
自分がどうなりたいかに関心があって、
周りと比べてしまうもの。

外向きの欲は、共同体に向かう欲。
「個」を超えた「公」のために、
人々を巻き込んで成し遂げたいこと。
どうやったらより多くの人が豊かになるかに関心があって、
現在と未来を比べるもの。

では内向きの欲が強い人は、自分のことで頭がいっぱいで、
そもそも社会や共同体にも関心が薄いのでしょうか?

もしかしたら、理由があって内向きの欲に目が行きやすくなっているのかもしれません。

周りの人たちにとって良さそうだとアプローチしてきた結果、
・ネガティブなフィードバックを受けてきた(怒られたり失敗して傷ついた)
・報われてこなかった(成功体験が少ない)
ということも考えられるかもしれませんし、

周りに”社会や共同体のためにリーダーシップを発揮している人”が少かったのかもしれません。
いたとしても、その場面を見る機会がなかっただけかもしれません。


いずれにせよ、
これを読んでいるあなたは今からでも変われます。
あなたの欲をリーダシップに変える「3WANTS モデル」をご紹介します。

◆3WANTS モデル

これは著書の森岡毅さんが実施するリーダーシップのトレーニングでも取り入れている考え方で、
まず3つの条件を満たすものを探すことから始まります。

  1. その目的が、巻き込みたい人々にとっても魅力的であること

  2. 1人では実現できず、集団としての能力が必要なこと

  3. あなた自身が本気になれること

この3つを意識することで、
人をリードしやすい目的設定(≒人々がリードされたくなる目的設定)が自然にできるようになるとのことです。

そして一番大事なのは、
「3.あなた自身が本気になれること」とも書いてあります。

自分はこれがやりたい!
こんなのがあったら業界や世界が豊かになる!
絶対にやってやるんだ!
と、これだけでやる気に満ち溢れた方はおめでとうございます。
ぜひ魅力的な目的を伝えて、協力者を集めて行動しちゃってください!

でも、ほとんどの方はまだピンとこないかもしれません。
そこで、もっと欲を強くする方法も紹介されているので、
ぜひ続きを読んでみてください。

欲を強くしていく方法

あなた自身が本気になれることが一番大事な理由は、
欲の上限 = あなたのリーダーシップの上限になるからです。
ここではどうやったらあなたの欲を強くしていくかを書いていきます。

◆トレーニングで身に付く

欲の上限を上げるのは筋肉や楽器の上達のように、
トレーニングである程度身につくものです。

しかし日本の学校教育では、
「与えられた課題を間違いのないようにこなす」ことを求められますが、
ここでは全く逆のトレーニングを積んでいかなければなりません。

本気になったあなたの夢を叶えていくためには、
自分が傷つくことの”恐れ”や、
欲求が満たされない時の”苦しさ”などを、
振り切るトレーニング
が必要になってきます。

つまり、課題を間違って失敗する経験を積んで、
「まぁそんなもんだ」と言えるような下地を作る必要があります。

メンタルというより、そういう価値観を体に染み込ませて、
「酔っぱらった時の失敗」くらいに思えるようになったら最高です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

◆小さな成功体験を積み重ねる

欲を強くするには、
脳に欲を引き出すのを慣れさせる必要もあります。

無意識に抑制している欲を引き出していくには、
リーダーシップを発揮することにポジティブな感情を持てるように、
脳を上書きしていく必要があります。

その上書きのやり方は、
「小さな成功体験を積み重ねる」
ことだと書かれています。

世界に働きかけたら、
自分の欲しいものを獲れる!
そんな成功体験が更に欲を引き出し、
また次の挑戦にステップアップできるのです。

どう転んでも成功するリーダーシップ

ここまで読んだあなたは、

・恐れや苦しさを振り切るトレーニング
・小さな成功体験を積み重ね、欲を強くしていくトレーニング

この2つがあなたの外向きの欲、
「”個”を超えた”公”のために人を巻き込んで成し遂げたいこと」
を叶えていく大事なトレーニングということが分かったはずです。

最後にたった一つだけ、
あなたがやることがあります。

◆どう転んでも成功してしまう!?

3WANTSモデルの3つを満たす目標を思いついたとき、
間髪入れずにあなたの脳は、
「失敗したらどうしよう」
とブレーキをかけてきます。

ここが踏ん張りどころです!
もう失敗してもいいからやっちゃってください!
と書かれています。

しかも、これってよく考えたら…


失敗したら、
「失敗しても大したことない」
脳を慣らすトレーニングができる。

成功したら、
成功体験を積め、欲が引き出しやすくなる。


どっちにしろ、中長期的にプラスにしか働かないんです。

でもやっぱり失敗は嫌な気分になりそうですよね。
ここで森岡さんはこう書いています。

「清々しく討ち死にするまで突き進むしかない。」
「本気で全力を尽くしたなら、討ち死にも爽快だ!」

確かにここまで爽快に失敗したら、
なんだかクセになりそう!?

まとめ

この世界は行動した者が勝つルールになっている。
これは個人だけでなくても適用できると思います。

お互いの夢を叶え合うチームを作ること、
チームで挑んでチームで散って、
チームで夢を叶えていく。

そんなことだって可能なはずです、
そしてそれがワシの夢でもあります。

またの!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?