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2023年の抱負

あけましておめでとうございます。2023年も何卒よろしくお願いいたします。そして今年も定期購読マガジン『日記と夢日記』を読んでくださり、どうもありがとうございます。我ながらどうかと思うタイトルの当マガジンですが、今年も粛々と取り組んでいきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

昨年の2月頃、バンドの業務連絡をより円滑にすることを目的としてSlackが導入された。話題ごとにスレッドが立てられるのを良いことに、「目標:一日一枚アルバムを聴く」というスレッドを立て、毎日Spotifyのリンクを送りつけるというある種の迷惑行為を1年弱続けてきた。

このスレッドには近年リリースされた作品という縛りを設けていた。世界の動向が何かインスピレーションの種にでもなれば良いと考えたからだ。放っておくと世界に背を向けがちだから、もっと積極的にチラ見をする習慣をつけたいという意図もあった。

問題は近年リリースされた作品を把握することにあった。たとえばテレビを数時間つけっぱなしにしていれば、今まさに人気を集めている芸能人を把握するのは決して難しいことではない。年末年始に帰省して居間でテレビを眺めていたときにニューヨークの顔を何度も目にした。本人たちも何かの番組で好きな芸人ランキングで一位を取ったことを口にしていたし、先日会った友人もやはりニューヨークが今一番売れていると言っていた。ほかによく見かけたのはチョコプラだ。

海外の音楽をチェックする場合、テレビに相当するものがないことは悩みの種だといえる。受動的な態度でいるとどこの誰が評判なのかいまひとつわからない。だから海外の音楽メディアの新譜紹介やプレイリストを積極的に参考にした。

タイニー・デスク・コンサートでおなじみのNPRやBandcampのキュレーションサイト、GORILLA VS BEARやQuietusといったネットメディアは以前からお世話になっていたが、昨年もっとも参考にしたのがPost-Trashというメディアだ。パンク寄りの風変わりなインディーバンドを中心に紹介しているメディアで、最近の自分のテイストに近いため、かなり重宝したのである。

Post-Trashが紹介していて、「いいぞ!」と思ったバンドの再生回数が極端に少ないことがままあり、何度か胸中にミクスドフィーリングを生じた。知名度がなくたって良いものは良いということは長年のリスニング経験からわかりきっている。そんなものをいちいち気にするな、という話だ。とはいえ、人気があるものは、自分の好みかどうかは別として、人々の注目を引きつけるだけの魅力を持っているのだと昨年末の紅白を観て再認識したばかりだ。

いずれにしても、再生回数が多かろうと少なかろうと、良いものは良いのだから、そこまで数字を気にする必要などない。けれども悲しいかな、自分に関係する数字となるとついつい気にしてしまうのである。

過日、Twitterにインプレッション数が表示される仕様になった。これはここ数ヶ月で心から不快に感じた出来事のひとつだ。元々

根性のない人間だから、フォロワー、いいね、RTなどの数をどうしても気にしてしまい、心穏やかではいられない日々が長く続いた。しかしこれは「おだやかTwitter」というブラウザの拡張機能により、そうした数字を非表示にすることでおおむね解決できた。この拡張機能はスマホには未対応なので、スマホからTwitterのアプリを消すという選択を取った。

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